今夏ローンチ予定のエルサルバドルのビットコイン債は債券ではない可能性=ビットフィネックスCTO

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 エルサルバドルの待望のビットコイン(BTC)債券は23年「6月から9月」あたりにローンチする、とビットフィネックス暗号資産(仮想通貨)交換所のCTO(最高技術責任者)は主張した。しかし、この債券は債券ではないかもしれないと同氏は説明した。代わりに、発行はデジタル証券の形態をとる可能性がある。

 エルサルバドルはすでにデジタル証券の発行を許可する法律への取り組みを完了した、とビットフィネックスのCTOパオロ・アルドイーノ氏はパリ・ブロックチェーンウィークで説明した。

 この法律は国会を通過したとCriptonoticiasは報じたが、同国は「そのような資産を規制する」企業の設立に取り組んでいると話し、これは発行前に必須の最終段階であることを示唆している。

 しかし、提供は債券の形態ではもたらされない可能性がある、とビットフィネックスのCTOは示唆した。代わりに、エルサルバドルは「株」や「デジタル証券」を発売することに決める可能性がある。

 アルドイーノ氏は次のように説明した。

 「BTC債券を製作する考えが提案されたとき、米財務省の利子ははるかに低かった。この商品、債券は年間7%のリターンを生み出しただろう」

 しかし、利子が「現在4.5%に到達し、7%の債券を商品として販売することは難しい」とCTOは付け加えた。

 「投資家が好むこと」は発行される債券を「株として」みなすことだと同氏は主張した。

 アルドイーノ氏は以下のように話した。

 「見込みのある投資家からのフィードバックはエルサルバドルで運営しているエネルギー企業や(BTC)採掘企業のデジタル株と同種のものとしてみなしたいということだ」

・エルサルバドルのBTC債券―ビットフィネックスの役割は何か?

 債券(もしくは株)はビットフィネックスの取引プラットフォームで利用可能となり、同社はとりわけ同中央米国との計画に取り組んでいる。

 BTC愛好家のエルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は21年9月にBTCに法定通貨としての立場を与えた。直後に債券計画が発表された。

 国会は同国にBTC債券の発行を許可する法律を続けた。しかし、暗号資産の冬で市場は縮小し、政府は繰り返しローンチを延期している。

 提供は同国の多くの火山と野心的なBTC市計画に敬意を表し、「火山債券」と名付けられた。

 ブケレ大統領は海外のビットコイナーのためのタックスヘイブンを作り出すために、債券の売上で集めた金を利用する意図を話した。市は火山の麓に建てられ、頂上の地熱発電所はBTCを採掘する。

 ブケレ大統領とビットフィネックスは提供で約10億ドル集めることを期待していると述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitfinex-cto-says-el-salvadors-bitcoin-bonds-will-launch-summer-but-theres-twist.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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