「自分は暗号資産に極めて前向きで寛容」とトランプ前米大統領
ドナルド・トランプ元大統領が、暗号資産(仮想通貨)の味方に付き、「この新たな急成長している業界に関する全て」を受けれている。
同氏は26日、リバタリアン党全国大会における演説の中で、「私は暗号資産企業に対し、極めて前向きで寛容だ」と暗号資産支持の姿勢を繰り返した。
トランプ氏は、暗号資産を死なせはしないと断言し、ビットコイン(BTC)や暗号資産を葬ろうとするバイデン氏の動きを批判した。
同氏はトゥルース・ソーシャルへの投稿の中で、「一方、我が国史上最悪の大統領であるジョー・バイデン氏は、それがゆっくりと苦しみながら滅びることを望んでいる。私なら決してそうはならない」と記した。
トランプ氏の暗号資産支持は、バイデン現大統領が反暗号資産的姿勢で批判を浴びる中で行われたものだ。しかし、米大統領選が数カ月後に迫る中、バイデン政権も暗号資産への姿勢を軟化させている。
SEC(米証券取引員会)は23日、8件の現物イーサリアム(ETH)ETF(上場投資信託)申請を承認し、伝統的金融における暗号資産の受容の拡大が示された。
●トランプ氏、米国が暗号資産の「リーダー」になることを望む
トランプ氏は最近、暗号資産好きの若い有権者を引き付けるため、暗号資産への支持を続けて表明している。同氏は最近、NFT(非代替性トークン)のトランプ・トレーディング・カードで多額の資金を調達した後、暗号資産での選挙資金の寄付を受け入れ始めた。
共和党の大統領候補者として指名が確定している同氏は、米国を暗号資産のリーダーにするという望みを強調した。
同氏はトゥルース・ソーシャルに、「我が国はこの分野のリーダーでなければならない、2番目はない」と投稿した。
トランプ氏の突然の暗号資産支持は、複数の著名投資家の注目を集めた。バイデン氏への支持を表明しているシャーク・タンクに出演した富豪のマーク・キューバン氏は5月、トランプ氏が暗号資産という対バイデン氏の「新兵器」を手にしていれば20年大統領選で勝利した可能性があると警告した。
同氏はXに、「ジョー・バイデン氏が負ければ、ゲーリー・ゲンスラー氏やニューヨークSECの責任になる可能性は高い。今回の選挙では暗号資産投票者の声を聴くことになるだろう」と記した。
●24年選挙における暗号資産の重要な役割
ワシントンに拠点を置くポリティコの報道によると、米国の有権者のうち暗号資産を利用しているのは極一部だという。また、23年に暗号資産を保有・利用したのは成人の7%に過ぎないことが、FRB(米連邦準備制度理事会)の最近の「米国家計の経済的厚生」で明らかになった。これは、21年から5パーセント・ポイントの減少となる。
それにもかかわらず、暗号資産は米国の政治で重要な位置を占めており、複数の暗号資産企業が24年大統領選に8000万ドル超を費やす意向だ、とポリティコは記した。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/i-am-very-positive-and-open-minded-to-cryptocurrency-trump.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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