バイナンス、オミセゴーやネムなど暗号資産4種を上場廃止に(再掲)

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 世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所であるバイナンスが、4種のアルトコインの現物および証拠金ペアの取引とサポートを停止する。

 バイナンスは、ウェーブス(WAVES)、オミセゴー(OMG)、ラップドNXM(WNXM)、ネム(XEM)を6月17日から上場廃止にすると発表した。

 同取引所は、これらのアルトコインの削除は、各デジタル資産の定期的なレビューに従ったものだと述べた。これは、トークンが高水準の基準と業界要件を満たし続けることを保証するものだ、とバイナンスはブログ記事に記した。

 「コインやトークンがこれらの基準を満たさなくなったり、業界の情勢が変化した時は、より詳細なレビューを行い、上場廃止にする可能性がある。進化する市場のダイナミクスに適応しつつ、利用者に最善のサービスと保護を保証することが、当社の最優先事項だ」

 定期レビューで評価される要素には、トークンの取引量や流動性、ネットワークの安定性や安全性が含まれる。同取引所は、詐欺的行為の証拠の有無や規制要件などについても評価している。

 バイナンスはさらに、これらのアルトコインは6月18日以降は口座に入金されないと述べた。加えて、9月18日以降はこれら4種のアルトコインの出金に対応しないという。

 この上場廃止を受け、ウェーブスは25%急落し、現在は1WAVES=1.67ドルで取引されている。投資家が保有量を再調整したため、同通貨の取引量は1340%超急増した。

●バイナンス、インドでP2P取引の現金決済を停止

 一方、バイナンスのインド部門は、P2P(ピア・ツー・ピア)取引の現金決済オプションを停止した。

 この現金決済停止の発表は、税規制を逃れるためにインド・ルピー(INR)オプションを使用している現地トレーダーに影響を与えた。

 ベンガルールに拠点を置くブロックチェーン会社クリプト・リーガルの創業者であるプルショータム・アナンド氏は、エコノミック・タイムズに対し、P2P現金取引は、取引所が関与していてもいなくても当事者を深刻な物理的・経済的リスクに晒すと述べた。

 「トレーダーが物理的に暴行を受け、暗号資産の移転や対面での現金の手渡しを強要されたケースがある」と同氏は付け加えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/binance-to-delist-four-cryptos-citing-lack-of-industry-standards.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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