デジタル資産特化プラットフォームのJSTデジタル、シンガポール中銀から認可取得
暗号資産(仮想通貨)ネイティブの金融サービス企業であるJSTデジタルのシンガポール部門が、シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)からMPI(主要決済機関)ライセンスの原則的認可を取得した。
9日に発表されたこのライセンスによって、同社はシンガポールでデジタル決済トークン・サービスを提供できるようになる。「この規制上の節目を達成するための承認要件を満たした後も、JSTシンガポールは引き続きシンガポールの強固な規制枠組みの下でライセンス確保にまい進する」と報道発表には記されている。
この認可に先立ち、JSTデジタルは23年に取引活動を着実に増加させていた。同社はクリプトニュースに対しeメールで、JSTデジタルはこの期間に登録顧客を約3倍にしたと語った。
JSTシンガポールで非業務執行取締役を務めるスコット・フリーマン氏は、「過去1年間で市場が活発化し、当社のサービスへの需要が高まるという好機に、MASからの原則的認可を得た」と述べた。
JSTはさらに、この活動増加を補完する形で、特にDeFi(分散型金融)分野の機能とサービスを拡大した。加えて、同社は人員も20%超増強した。
JSTシンガポールのCEO(最高経営責任者)でJSTデジタルの共同創業者でもあるトッド・モラキス氏は、「MASから原則的認可を得て、この地域の主要なデジタル資産規制枠組みの中で営業できることを誇りに思う」と述べた。
「私は30年以上シンガポールの金融業界で働いており、デジタル資産と伝統的金融両者の包括的な規制枠組みを構築する上でMASは素晴らしい仕事をしたと考えている」
JSTデジタルは、高品質の流動性のあるステーブルコインの国際標準を確立するために、ステーブルコイン発行者の業界団体であるステーブルコイン・スタンダードに加盟している。JSTデジタルのチームは、多様なブロックチェーンで様々なステーブルコインを取り扱ってきた豊富な経験を有している。
スコット・フリーマン氏は当時、「私たちは、ステーブルコインはデジタル資産の最も有望な用途の1つであり、世界の金融システムによるこの革命的技術の普及には、伝統的金融におけるものと同等の業界標準が必要だと考えている」と語っていた。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ