<今日の仮想通貨市況>BTCは一時6万ドルちょうど近辺まで下落、SEC控訴でXRPも軟調

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 3日午前9時20分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=891万円前後(過去24時間比1.8%高)、イーサリアム(ETH)が1ETH=34万8000円前後(同1.6%安)、XRP(XRP)が1XRP=78円前後(同9.4%安)となっている。

 2日の主要な暗号資産は下げ渋ったものの、戻りの鈍さが意識されて軟化するなど乱高下した。ビットコインは朝方に6万1000ドルを割り込んだあと、押し目買いなどを支えに6万2000ドル手前まで上昇。欧州時間にかけて弱含んだが、米国時間に買いが優勢となり、3日未明には6万2000ドル台を回復した。ただ、その後は戻り売りが優勢となり、明け方には6万ドルちょうど近辺まで下落する場面があった。


 中東情勢の悪化を受け、1日はビットコイン現物ETF(上場投資信託)から2億4260万ドルが流出したと報じられている。また、暗号資産先物もビットコインの下げを背景に4億5000万ドル以上の清算が発生したと伝えられている。

 また、XRPは下げがきつい。SEC(米証券取引委員会)とリップル社のXRPをめぐる訴訟の一環として8月7日に裁判所がリップル社に1億2500万ドルの罰金を命じた裁判について、SECが2日に控訴したと報じられている。SECはこの裁判で20億ドルの制裁金を求めていた。

(イメージ写真提供:123RF)