レッドストーン社、ビットコイン・ステーキング・オラクルズを開始

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 アーリントン・キャピタル社(Arrington Capital)が支援するレッドストーン社(RedStone)は、イーサリアム(ETH)、アバランチ(AVAX)、ポリゴン(POL)などのプラットフォーム上のDeFi(分散型金融)プロトコルを強化するため、10月7日にビットコインのステーキング・オラクルズの提供を開始した。

 これにより、ビットコイン保有者は、リキッドステーキング(ステーキングした資産のトークン化)のための実時間データを提供することで、分散型金融で資産をステーキングできるようになる。

 7月、レッドストーンはアーリントン・キャピタルが主導する資金調達ラウンドで1500万ドルを調達し、その拡大努力を後押しした。

 同社はブロックチェーンへのデータ供給やイーサリアム仮想マシン(EVM)と互換性のあるレイヤー2(取引処理をオフチェーンで行うことで効率化を図る技術)を提供している。
 
●ビットコイン・ステーキング・オラクルズは、ステーキングされたビットコインの実時間データを提供

 レッドストーンのビットコイン・ステーキング・オラクルズは、ステーキングされたビットコインおよびリキッドステーキング・トークン (LST) に関する最新データを届ける。

 これらのオラクルは、ステークされたビットコインの量を追跡し、イーサリアム上のLST発行を監視し、これらのトークンの純資産価値を即時に計算する。

 LSTは、ネットワークのステーキング処理中に発行される実用性のあるトークンである。

 例えば、stETHトークンは、イーサリアム上でETHをステーキングする際にLido(世界で最大規模を誇るリキッドステーキングを行うためのプロトコル)によって発行される。

 ステーキングされたビットコインの追跡に加えて、レッドストーンのオラクルはイーサリアム上のLST発行を監視し、分散型金融プラットフォーム間で一貫したサポートを提供する。

●クロスチェーンのデータ供給が即時のステーキング分析を提供

 今後、レッドストーンはビットコインのステーキング・オラクルズをpumpBTCやSolvなどのプラットフォームと統合し、さらにアービトラム(Arbitrum)、ベース(Base)、BNBチェーンをサポートする予定だ。

 レッドストーンの最高経営責任者(CEO)であるヤクブ・ヴォイチェコウスキー氏は、「ビットコインのステーキングが成長するにつれ、その需要の増加をサポートするため、データサービスを拡大し続ける」と述べている。

 レッドストーンのビットコイン・ステーキング・オラクルズはまた、Morpho、Gearbox、Pendle、ZeroLendのような主要なDeFiプラットフォームでビットコインとイーサリアムの取引にデータサービスを提供し、分散型金融におけるその存在をさらに強固なものにするだろう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/redstone-launches-bitcoin-staking-oracles/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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