DMMビットコイン、550億円の資金調達計画を発表 不正流出したBTCの買い戻しへ

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●BTCの買い戻しへ

DMMビットコインは5日、同社グループ内から増資や借り入れにより550億円を調達する計画を発表した。

同社は、流出相当分の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)について、「市場に影響を与えないよう慎重に調達を進める」方針を示している。

2024年5月31日(金)、DMMビットコインのウォレットからビットコイン(BTC)の不正流出が発覚していた。DMMの発表によれば、流出額は4,502.9BTC(約482億円相当)とされる。

今回の発表によると、顧客の預りビットコイン(BTC)全量については、流出相当分のBTCをグループ会社の支援を受けて調達し、全額保証する方針が示されている。財務基盤を確保するための計画内訳は以下の通り。

・6月3日:借入による資金調達50億円(実施済み)
・6月7日:増資による資金調達480億円
・6月10日:劣後特約付借入による資金調達20億円

不正流出の原因究明については、現在も調査を継続中。詳細が判明次第、公表する方針を示した。

なお、不正流出を受けて、同社は現在、顧客向けのサービスについて、以下の対応を取っている。

・新規口座開設の審査を停止
・暗号資産の出庫処理を停止
・現物取引の買い注文を停止(売却のみ受け付け)
・レバレッジ取引の新規建玉注文を停止(決済注文のみ受け付け)

(イメージ写真提供:123RF)

https://coinpost.jp/?p=535849

CoinPostに掲載された記事を、許可を得て転載しています。

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