セムラー・サイエンティフィックがビットコイン1700万ドル分の追加取得を発表
ヘルスケア技術企業のセムラー・サイエンティフィックは、247BTCを追加取得すると発表した。
⚫︎セムラー・サイエンティフィック、ビットコインを買い増し
6日のプレスリリースによると、同社はすべての手数料と経費を含めて1700万ドル(1BTCあたり6万8825ドル)でビットコインを追加で購入した。7日時点、ビットコインは1BTC=7万1200ドルで取引されている。
今回の購入により、同社バランスシート上のビットコインは828BTCとなり、合計取得額は5700万ドルに達した。これまでのところ、投資額に対して100万ドルの利益が出ている。
同社のダグ・マーフィ=チュトリアンCEO(最高経営責任者)は、「セムラーは、ヘルスケア事業の拡大とビットコインの取得・保有という2つの戦略に引き続き注力していく」とコメントした。
セムラー・サイエンティフィックは5月、ビットコインを「主要準備資産」とすることを発表。マイクロストラテジーに続くことを表明する2番目の米国上場企業となった。
巨大な先行企業の行動を真似て、セムラー・サイエンティフィックの株価は最初のビットコイン購入日に33%急騰し、今回の発表を受け7日にはさらに9%上昇した。
同社の時価総額は現在2億2300万ドルで、バランスシート上に保有するビットコインの価値のほぼ4倍となっている。
⚫︎ビットコイン購入のトレンド
しかし、セムラー・サイエンティフィックは6日に米SEC(証券取引委員会)に提出した書類で、1億5000万ドルの債務証券売却を計画していることを明らかにした。
これもまた、ビットコイン購入のみを目的として数十億ドルの転換社債を発行したマイクロストラテジーの動きを倣うものである。
「ビットコインは魅力的な投資手段であり、信頼できる価値の保存の役割を果たすことができる。われわれは現金でビットコインを購入するという戦略を追求し続ける」
最初のビットコイン購入後、同社のエリック・セムラー会長は、ビットコインは「デジタルゴールドとしての受け入れが進むにつれ、桁外れのリターンを生み出す可能性を秘めている」と述べた。
金(ゴールド)と比較すると、ビットコインは「デジタル」であり、構造的な回復力を有しており、「金よりも好ましい」という。金の時価総額は依然としてビットコインの10倍である。
セムラー・サイエンティフィックに先立ち、日本の上場企業であるメタプラネットは、できるだけ多くのビットコインを取得するという新たな目標を明らかにし、その結果同社株価は国内で最もパフォーマンスの高い銘柄のひとつとなった。
現金でビットコインを購入することに加え、同社は株主価値と保有するビットコインにとって有益であるとする方法で資本市場の利用を模索することに合意した。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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