リップルがドバイで原則的認可取得、中東でのプレゼンス拡大(再掲)

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 サンフランシスコに拠点を置くリップルが1日、様々な金融活動の監督を担当する規制当局のDFSA(ドバイ金融サービス機構)から原則的承認を取得したと発表した。

 この承認により、リップルは、企業レベルのデジタル資産ソリューションやそのリーチをUAE(アラブ首長国連邦)全体に拡大することになる、と同社は述べた。

 リップルのブラッド・ガーリングハウスCEO(最高経営責任者)は、「ブロックチェーン及び暗号資産(仮想通貨)技術は普及している」と述べた。UAEは金融技術の新時代における世界的リーダーとして自国を位置づけている、と同氏は付け加えた。

●ガーリングハウス氏、5兆ドルの暗号資産市場を予測

 ガーリングハウス氏は24年、暗号資産市場の時価総額は24年末までに5兆ドルを超えると予想した。同氏は、様々なマクロ経済的影響の相乗効果が、この拡大の要因だと述べた。

 リップルはさらに、自社はブロックチェーン対応決済サービスの認可をDFSAから取得した最初のプロバイダーだと述べた。

 UAE、特にドバイは、フィンテック及びイノベーションの中心地としての地位を確立している。このことは、ドバイの立地とビジネス環境を利用して中東、アフリカ、そしてアジア市場により効率的にアクセスできる戦略的優位性をリップルに与えている。

●ドバイの暗号資産環境におけるVARAの広範な役割との比較

 リップルのDFSAからの認可取得は、VARA(仮想資産規制局)から運営許可を得ている暗号資産企業と対照的だ。具体的には、リップルの認可は、DIFC(ドバイ国際金融センター)内での活動に関するものだ。DIFCは、金融サービスを育むための経済特区だ。

 一方、VARAの管轄はドバイ全域に広がっている。DIFCやADGM(アブダビ・グローバル・マーケット)などの経済圏は除外されており、これらのエリア外の全ての暗号資産事業の規制に重点を置いている。

 いずれの機関も暗号資産及びデジタル資産の監督を任されているが、DFSAの戦略は、DIFC内の伝統的な金融枠組みに暗号資産を組み込むことに関するものだ。これに対し、VARAの戦略は、暗号資産の主要な国際的ハブとしてドバイを位置づけることにある。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ripple-secures-in-principle-license-dubai-uae/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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