ワールドコイントークン、マレーシア規制当局の承認得る
マレーシアの規制当局であるSC(マレーシア証券委員会)は、SCが認可するデジタル資産取引所でのワールドコイン(WLD)トークンの取引を承認した。
マレーシアを拠点とするデジタル・ビジネス・ソリューション・プロバイダーのクスキャピは、同社の関連会社であるMXグローバルが9日にWLDトークンの取引を促進するための承認を受けたと発表した。
22年3月、MXグローバルは暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスから出資を受けていた。
WLDトークンは、マレーシア国内で取引が許可されている14番目のデジタル資産となった。許可されている暗号資産には、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、XRP(XRP)、ポリゴン(MATIC)、ソラナ(SOL)などがある。
このニュースが報じられる1ヶ月前、ワールドコインの幹部らがマレーシアの政府高官と会談し、WLDトークンの戦略的拡大について話し合っていた。ワールドコインのリード開発者であり、ツール・オブ・ヒューマニティの共同創設者兼CEO(最高経営責任者)であるアレックス・ブラニア氏が出席したという。
この会談の前には、ブラニア氏とオープンAIのサム・アルトマンCEOがマレーシア政府とビデオ会議で30分の協議を行なっていた。彼らはテクノロジーの急速な発展に関するいくつかの側面に触れたという。
マレーシアのアンワル・イブラヒム首相の投稿によると、アルトマン氏とブラニア氏はワールドコインプロジェクトの開発について詳しく説明した。両氏は、グローバルで包括的な金融ネットワークの構築に焦点を当て、機密性を優先させることについて議論した。
⚫︎規制の不確実性とプライバシー懸念、依然としてワールドコインの課題に
ワールドコインプロジェクトは、さまざまな国でプライバシーの懸念を呼び起こした。ポルトガルのデータ監視当局であるCNPDは3月、WLDの生体認証データ収集を90日間停止するよう命令した。
CNPDは、WLDは国民のデータ保護権に重大なリスクをもたらすと指摘し、被害を回避するための早急な対応を要求した。
しかし、イーサリアムの創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は、この眼球スキャンデジタルトークンについて異なる見解を持っている。同氏は最近、ユーザーデータのプライバシーを保護するためのワールドコインの取り組みを認めた。
同氏は、アルトマン氏がデータの機密性を確保するための暗号化対策を実施する上で、「非常に良い仕事」をしたと述べた。
「私の意見では、彼らはプライバシーに関する批判を真摯に受け止め、実際かなり良い仕事をしている」と同氏は述べた。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/iris-scanning-worldcoin-token-gets-malaysian-regulators-nod.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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