２９日午前９時１５分現在の暗号資産（仮想通貨）は、ビットコイン（ＢＴＣ）が１ＢＴＣ＝１０７４万円前後（過去２４時間比１．３％安）、イーサリアム（ＥＴＨ）が１ＥＴＨ＝６０万４０００円前後（同０．８％安）、ＸＲＰ（ＸＲＰ）が１ＸＲＰ＝８３円台前半（同０．７％安）となっている。

　２８日の主要な暗号資産は軟調。ビットコインは早朝に７万ドルを回復したが、その後は利益確定売りが優勢となった。昼すぎに売りの勢いは弱まったものの戻りは鈍く、夕方から再び下げ基調を強め、２９日早朝には６万７０００ドル台前半まで下落した。他方、イーサリアムは夕方から夜にかけて下げ渋ったものの３９００ドルで上値が重くなり、足元ではさえない動きとなっている。

　レバレッジ型イーサリアムＥＴＦ（上場投資信託）の取引が６月４日に開始されるとの観測が話題となっている。レバレッジ型のビットコインＥＴＦの取引が開始されたのが２３年６月で、その７カ月後にビットコイン現物ＥＴＦがＳＥＣ（米証券取引委員会）による承認を得て取引を開始したことから、レバレッジ型イーサリアムＥＴＦの取引が開始されれば、イーサリアム現物ＥＴＦの取引開始も近づくとの見方があるようだ。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）