ルワンダ、意見公募と実証実験を経て26年までにCBDC導入へ

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 東アフリカのルワンダは、世界経済における地位を確立するため、26年までに独自のリテール型CBDC(中央銀行デジタル通貨)を導入することを目指している。

 ルワンダ国立銀行(中央銀行)によると、CBDCは現金に代わる安全で便利な通貨となり、より多くの人々が銀行システムを利用できるようにするという。

 ルワンダ中銀のソラヤ・ハクジヤレメニェ副総裁は、ニューヨークタイムズ紙との最近のインタビューで、デジタル通貨の計画と市民にとっての利点について語った。

 同氏は、ナイジェリア、ガーナ、南アフリカなどの複数のアフリカ諸国が、独自のデジタル通貨をすでにテストまたは導入していると指摘。ルワンダ中銀は22年から財務省とこれらの事例を研究し、ルワンダCBDCを検討しているという。

⚫︎ルワンダ中銀、CBDCのリスク評価を優先

 ルワンダ中銀の研究は、関係する技術だけでなく、デジタル通貨発行に伴う潜在的なリスクを理解することの重要性を強調している。
 
 ハクジヤレメニェ氏は、CBDCが決済システム内の競争と革新を促進し、キャッシュレス経済というルワンダの目標を支えることができると説明。さらに、国際的な取引を合理化することもできるとした。CBDCを進めるには政府の承認も必要であり、ルワンダ中銀は慎重なアプローチを取る意向だという。

 同氏は、CBDCの成功には一般普及が不可欠であると主張。単に普及させるためだけにデジタル通貨を導入するのではなく、ルワンダ国民に明確な利点を提供する必要があると述べた。

⚫︎ルワンダのCBDC実証実験、管理された環境で技術と設計をテスト

 ルワンダ中銀は4週間にわたりCBDCに関する一般意見を募集している。その後、中銀はその実現性を評価するために実証実験を開始する予定だ。

 ハクジヤレメニェ副総裁は、「この実証実験により、技術、設計、スピードを小規模でテストすることができる。しかし、特に国境を超えた決済に関して、他の国でこの技術をテストしたい分野もある。これには約6ヶ月を要するだろう」と述べた。

 実証実験では、CBDCを利用する一部の人々や企業が参加する。これにより、ルワンダ中銀はこの技術の円滑性、耐久性、潜在的なリスク管理における有効性を評価することができるだろう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/rwanda-cbdc-launch-2026-consultation-testing.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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