グローバルX、ビットコインおよびイーサリアムのETPをロンドン証取に上場
米国のETF(上場投資信託)提供会社のグローバルXが、グローバルXビットコインETPとグローバルXイーサリアムETPを、LSE(ロンドン証券取引所)に上場した。
これに先立ち、英国の規制当局であるFCA(金融行為規制機構)は5月、ウィズダムツリーと21シェアーズの暗号資産(仮想通貨)ETP(上場投資商品)を初めて承認した。これらの暗号資産商品は、FCAの規制下でプロの投資家のみに限定されたものだ。
クリプトニュースが報じた通り、機関投資家の需要が欠如していたためこれらの暗号資産商品は流入を得られなかったにもかかわらず、LSEでは新たな上場が相次いでいる。
21シェアーズは5月、21シェアーズ・ビットコインETN、21シェアーズ・イーサリアム・ステーキングETN、21シェアーズ・ビットコイン・コアETN、21シェアーズ・イーサリアム・コアETNという現物資産に裏付けられた4つの暗号資産ETN(上場投資証券)を新たに立ち上げた。ウィズダムツリーは5月にビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のETNを立ち上げた。インベスコは先週、総経費率0.39%のインベスコ・フィジカル・ビットコインETPを立ち上げ、LSEに上場した。
●グローバルX、手数料をゼロに削減
ミレー・アセットを親会社とする資産運用会社のグローバルXは最近、スイス証券取引所とドイツ取引所のクセトラに既に上場している2つの商品の手数料免除を発表した。LSEでは、グローバルXビットコインETPが「BTCX」のティッカーで、グローバルXイーサリアムETPが「ETHX」のティッカーで取引されている。
グローバルX ETFで事業開発責任者を務めるロブ・オリバー氏は、「安全で規制されたETPラッパーを通じて、投資家に並外れたソリューションを提供し、英国市場にビットコインとイーサリアムへのアクセスを提供するという当社の使命を果たすことを喜ばしく思う」と述べた。
「この手数料削減は、欧州市場とその投資家に対する当社の継続的なコミットメントを示すものだ」とオリバー氏は付け加えた。
●LSEは遅れて参入
ある暗号資産プロバイダーは、欧州では利用可能な類似商品が既に多数あるため、LSE上場商品は流入が遅いと説明した。
21シェアーズはクリプトニュースに対し、LSE上場暗号資産商品の取引量の少なさは予想通りだと語った。
21シェアーズの担当者は、「当社の場合は、これら(暗号資産ETN)は既存商品の重複上場であり、プロの投資家は最も流動性の高い取引所でトレードを行う。現時点ではそれはクセトラだ」と述べた。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/global-x-lists-bitcoin-and-ethereum-etps-on-lse.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ