<今日の仮想通貨市況>売り優勢、ビットコインETFからは100億円規模の流出観測

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 12日午前9時15分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=1059万円前後(過去24時間比3.0%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=55万円前後(同4.6%安)、XRP(XRP)が1XRP=75円台半ば(同3.1%安)となっている。

 11日の主要な暗号資産は売り優勢の展開。ビットコインは未明に7万ドルを回復する場面があったものの、その後は戻り売りに押されて軟化した。昼前に6万9000ドルを割り込むと下げ足を速めて下値を模索。12日未明にかけては約3週間ぶりに6万7000ドルを割り込んだ。イーサリアムもほぼ3週間ぶりに3500ドルを割り込んでいる。

 米国に上場しているビットコイン現物ETF(上場投資信託)からの累計流出額が6493万ドル(約100億円)に達したと伝えられている。米早期利下げ観測が後退する一方、中国経済の先行き不透明感や、欧州の政治不安のほか、日銀が国債購入額を減らすとの観測からリスクオフの動きが強まったとの見方がある。

(イメージ写真提供:123RF)