コインベースとストライプが提携、レイヤー2ネットワーク「ベース」でUSDCをサポート

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 暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースが決済企業ストライプと提携し、両社の顧客に利益をもたらそうとしている。

 コインベースは27日の発表で、この提携について、3つの主要機能を通じてオンチェーン導入を促進することを目的としていると述べた。提携の一環として、ストライプはレイヤー2ネットワーク「ベース」でUSDコイン(USDC)サポートを追加する。これにより、より迅速な国際送金が可能になるという。

 コインベースのレイヤー2ブロックチェーンであるベースは、開発者がdApp(分散型アプリ)を開発するためのユーザーフレンドリーなプラットフォームとして知られている。コインベース独自のオンチェーン製品だけでなく、外部開発者が構築できるオープンなエコシステムとしても機能する。

 また、USDコインはストライプのオンランプ(法定通貨を暗号資産に変換すること)でも利用できるようになり、ユーザーはベースで法定通貨を暗号資産に簡単に変換できるようになる。さらに、コインベースがストライプのオンランプを統合することで、コインベースの顧客はクレジットカードやアップルペイを使って直接暗号資産を購入できるようになるという。

 コインベースは、ストライプユーザーはより迅速で安価な国際送金の恩恵を受けることができると強調している。また、ベースの開発者フレンドリーなインフラは、主要レイヤー2ブロックチェーンとしての地位を確固たるものにしていると述べた。

●ストライプ、ステーブルコインとレイヤー2ソリューションに対応

 ストライプは最近、6年間の中断を経て、暗号資産決済分野に再進出した。同社は5月、ソラナ、イーサリアム、ポリゴンブロックチェーン上でUSDコイン決済に対応すると発表した。

 ストライプは14年にビットコインに関する試験的取り組みで暗号資産業界に足を踏み入れた後、最終的に18年にそのサポートを終了した。同社はその理由として、ビットコインのボラティリティ(変動率)と、実用的な支払手段から価値の保存手段へと移行したことを認識したためであると説明していた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/coinbase-stripe-partnership-usdc-support-base.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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