<今日の仮想通貨市況>上値重い、ドイツ政府による売却観測で需給悪化懸念も

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 3日午前9時15分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=1003万円前後(過去24時間比1.2%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=55万2000円前後(同0.6%安)、XRP(XRP)が1XRP=78円台前半(同1.7%高)となっている。

 2日の主要な暗号資産は上値が重かった。ビットコインは2日未明に6万3000ドル台半ばまで上昇したが、その後は上げ幅を縮小。夜なってまとまった売りが観測されて下押し、その後は6万2000ドルの攻防となっている。イーサリアムも2日夜に下げ足を速め、3400ドルちょうど前後まで調整した。一方、XRPは堅調に推移し、夜にはBTCやETHの下げに連動して下落する場面もあったが、一巡後は持ち直している。

 2日はドイツ政府との関連が指摘されている暗号資産のウォレットから複数回にわたってビットコインが送金されたとして、ドイツ政府がビットコインの売却を続けているとの見方から需給悪化が懸念されている。他方、米ネット証券のロビンフッドがビットコインとイーサリアムの先物取引を開始することを検討していると報じられている。

(イメージ写真提供:123RF)