コインベース、州の規制変更受けハワイに再進出
ハワイ州が最近規制を変更したことを受け、コインベース・ハワイが再始動した。これにより、同州の住民は同社プラットフォームでさまざまな暗号資産(仮想通貨)を売買・管理できるようになった。
ハワイが暗号資産に対して先進的な姿勢をとっていること、特に6月28日に暗号資産企業に対してMT(送金事業者)ライセンスの要件を廃止したことで、同社のハワイ再進出への道が開かれた。
MTライセンスは必要でなくなったが、連邦規制の順守はすべての企業にとって最重要であることに変わりはない。
●コインベースのハワイ撤退と再進出
コインベースは17年にハワイでの事業を停止した。この決定は、DCCA(ハワイ商務・消費者省事務局)DFI(金融機関部)がハワイ住民に特定の暗号資産サービスを提供する事業体に対して、ライセンス取得を義務付けたことを受けたものだ。
17年、コインベースは同州でのサービスを終了し、事業の無期限停止を発表した。
コインベースの最高政策責任者であるファリヤル・シルザド氏は、DFIの暗号資産規制に対するアプローチを称賛した。また、国内外を問わず、コンプライアンスに継続的に取り組んでいることを強調した。
同氏は、金融システムの近代化における暗号資産の重要性を強調。同州でのコインベースの事業再開について、アクセスしやすく、手頃な価格で、効率的な金融サービスを提供するための一歩であると評価した。
コインベースは、ハワイへの再進出を決定した主な要因として規制の明確化を挙げ、ハワイへのサービス拡大に意欲を示した。
●コインベースがハワイに再進出、ステーキングに注目
ハワイ住民は、コインベースプラットフォームを使って暗号資産を扱えるようになった。同社のアプリケーションは、数百のデジタル通貨へのアクセスを提供し、ユーザーは報酬を獲得し、価格を監視し、国際的に資産移動を行うことができる。
コインベースユーザーは、定期的な購入で投資を自動化し、ステーキングで報酬を獲得し、さまざまなツールにアクセスすることができる。アクティブなトレーダーに対しては、0.0%のメイカー手数料で500以上のスポットペア、トレーディングビューを活用したチャート、カスタマイズされた取引体験のためのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を提供している。
コインベースユーザーにとって重要な機能はステーキングである。ステーキングとは、特定の暗号資産のネットワーク維持に貢献することで報酬を得るプロセスのことを指す。
コインベースのステーキング機能はリターンを提供し、ユーザーは人気資産で最大12%のAPY(年間利回り)を獲得できる。また、米ドルにペッグされたステーキングコインであるUSDコイン(USDC)を保有することで、ユーザーは最大5.20%の報酬を得ることができる。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/coinbase-re-enters-hawaii-after-state-regulatory-changes.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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