マウントゴックスが未特定のウォレットに8億ドル以上のBTC送金

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 アーカムのデータによれば、8月21日、暗号資産(仮想通貨)交換所マウントゴックスは8億5500万ドル以上に相当するビットコイン(BTC)を未特定のウォレットアドレスに移動した。

 データは2つの大口取引を示している。そのうちのひとつである7400万ドルの取引はマウントゴックスのコールドストレージと特定されているウォレットに移された。もうひとつの7842万ドルは不明のウォレットアドレスに送られた。最初の送金以来、資産は他のアドレスに移動されていない。

 マウントゴックスは14年2月の破たん以来、法的再建計画を受け、債権者への資産返還の手続き中だ。

・ビットゴーはマウントゴックスの返金の最終準備を開始

 動きのない2週間に続き、先週、協定世界時10時57分、3万3105BTCを保持するビットゴーが管理するマウントゴックスのウォレットはテスト取引を実施した。

 ビットゴーは管財人を手伝う5つのプラットフォームのうちの最後のプラットフォームであり、マウントゴックスの債権者への資金の返却に重要な役割を果たしている。ウォレットの最近の動向はビットゴーが残りの資産を分配するための準備の最終段階にいることを示唆する。

・マウントゴックスの分配は合計57億7000万ドル、市場は安定

 マウントゴックスの資産分配が完了に近づき、こういった送金は債権者や市場にとって重要だ。これまでのところ、BTCで57億7000万ドルが交換所に分配されている。マウントゴックスの崩壊時、BTCで1000ドルを保有していた債権者は現在、分配で11万ドル以上を保有しているだろう。

 さらに、マウントゴックスの分配による売却の予想があるにもかかわらず、市場は安定を保っている。大きな価格下落はなく、21日、BTCは約5万9403ドルで、0.6%上昇して取引されている。

 (イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/mt-gox-transfers-855m-bitcoin-unidentified-wallet-arkham.htm

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