ブラジル、2つ目のソラナETFを承認

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 ブラジルの証券規制当局は、8月で2つ目となるソラナETF(上場投資信託)を承認した。

 ブラジルのCVM(証券取引委員会)のデータベースによると、人気暗号資産(仮想通貨)運用会社のハッシュデックスが新たなソラナETFを提供する。「ハッシュデックス・ナスダック・ソラナ・インデックス・ファンド」と名付けられた新たなソラナETFはまだ運用前の段階にある。

 このソラナETFは、ハッシュデックスがブラジルの大手投資銀行BTGパクチュアルと提携して運用する。

 8日、CVMは資産運用会社QRアセットが提供するブラジル初のソラナETFを承認した。QRアセットのCIO(最高情報責任者)であるテオロド・フルーリ氏は、この承認により「ブラジルは規制を受けた暗号資産投資の主要市場としての地位を固めた」とコメントしていた。

 さらに、ブラジルの証券取引所B3はすでに暗号資産に関連するETFを提供している。3月、B3はブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラストETF(IBIT)の提供を開始した。

 また、ブラジルでは4月にビットコイン(BTC)先物取引も登場している。さらに、同取引所はビットコインの価格変動に対するヘッジとなるデリバティブの需要の高まりに応えることを目指している。

●米国のソラナETFが承認される可能性は極めて低い:アナリスト

 ビットコインとイーサリアム(ETH)の現物ETFをすでに承認している米国では、6月にヴァンエックと21シェアーズがソラナ現物ETFを申請した。米SEC(証券取引委員会)がソラナを有価証券に分類したにもかかわらず、両社はCboe BZX(シカゴ・オプション取引所)での上場を目指している。

 しかし、これらソラナETFの申請はいずれもシカゴ・オプション取引所のウェブサイトから削除されたようで、コミュニティの間で憶測を呼んでいる。

 こうした状況にもかかわらず、ヴァンエックのデジタル資産調査責任者であるマシュー・シーゲル氏はXで、ソラナETFの申請は「依然として進行中」であると投稿した。

 一方、ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、ソラナETFはSECが「認めなかった」ため、2つ目のステップを通過することはないと指摘している。

 同氏は20日の投稿で、ソラナETF承認の「可能性は非常に低い」と主張。指導者が交代すれば将来的には承認される可能性があるとの期待を示した。これは、ゲイリー・ゲンスラー委員長率いるSECが、数多くの暗号資産プロジェクトや新興企業に対して強制措置を行っているからだ。

 バルチュナス氏はさらに、ソラナETFが承認される可能性は「2024年は限りなくゼロに近い」と述べている。

 「ハリス氏が勝てば25年も可能性はゼロに近い。唯一の希望はトランプ氏が勝つことだ」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/brazil-gets-second-solana-based-etf-approved-us-lags-behind.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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