暗号資産系PAC支援の候補者がアリゾナ州議会選挙で勝利

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 暗号資産(仮想通貨)系PAC(政治活動委員会)が支援するアリゾナ州の民主党下院議員候補であるヤッサミン・アンサリ氏が、予備選挙で39票差で対立候補に勝利した。

 アンサリ氏の対立候補であるラケル・テラン上院議員は、暗号資産批判派のエリザベス・ウォーレン上院議員の支持を受けていた。

 予備選挙を僅差で勝利したアンサリ氏には、主要暗号資産系PACのフェアシェイクが約140万ドルの広告費を投じていた。

 フェアシェイクの広報担当者であるジョシュ・ブラスト氏は当時、「私たちは、議会で党派を超えて働き、私たちの経済を成長させるためにイノベーションを受け入れるリーダーを支援できたことを誇りに思う」とコメントした。

 スーパーPACのフェアシェイクとその関連団体はまた、オハイオ州のシェロッド・ブラウン現上院議員の議席を奪い、同州のバーニー・モレノ上院議員候補を支援するために1200万ドルを投じている。

 さらに、アリゾナ州とミシガン州でそれぞれ300万ドルを投じ、共和党代表を支援すると発表した。

 アンサリ氏は20日、39票差の「圧倒的勝利」は「多くの取り組みの成果」だと記者団に語った。

 「この39票の差は、私たち民主党議員がすでに知っていること、つまり一票一票が重要であるということを証明するものである」

 一方、リベラルなコミュニティ組織団体LUCHAアリゾナは、ラケル・テラン氏が「暗号資産とMAGA(米国を再び偉大な国にするという意味のスローガン)資金のアンサリ候補」に敗れたことで、コミュニティが「嘆き悲しんでいる」と述べた。

 LUCHAのエグゼクティブ・ディレクターであるアレハンドラ・ゴメス氏もまた、アンサリ氏が「暗号資産億万長者の支援を受け、MAGA資金で動く候補者」であることを批判。空席の議席を、個人的な政治的野心を満たすための踏み台にしていると非難した。

●暗号資産スーパーPACのフェアシェイク、選挙広告に2500万ドルを投入

 フェアシェイクは、ブロックチェーン分野の「より明確な規制と法的枠組み」を推進する候補者を支援している。

 フェアシェイクは、十数人の親暗号資産下院議員候補のためにテレビ広告費として2500万ドルを投じると発表した。

 さらに、反暗号資産派の下院議員を倒すことにも成功しており、最近ではジャマール・ボウマン氏を落選させるために200万ドルの広告キャンペーンを行った。

 これまでのところ、フェアシェイクは両党18人の下院議員候補を支援している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/crypto-pac-backed-candidate-wins-arizona-congressional-race.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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