ブラックロックのイーサリアムETF、ブラジルの証券取引所に上場
資産運用会社のブラックロックは、イーサリアム(ETH)ETF(上場投資信託)をBDR(ブラジル預託証券)としてブラジル証券取引所に上場する。
BDRとは、ブラジルで取引される外国企業株式を表す証券である。
この動きの1か月前、iシェアーズ・イーサリアム・トラスト(ETHA)ETFが米国で上場している。現地メディアのポルタル・ド・ビットコインの報道によると、イーサリアムETHのティッカーシンボルはETHA39となる予定。また、B3取引所がこの商品の取引を行う。
ブラックロックは3月、ブラジルの投資家に高品質のアクセス手段を提供するため、iシェアーズ・ビットコイン・トラストETF(IBIT)をブラジルに導入した。IBIT39のティッカーシンボルが付けられた同商品は、初年度手数料0.12%で取引を開始した。
ETHA39は、その動きに応じて40―50レアルで取引される見込みだ。
ブラックロックの中南米ETF責任者のニコラス・ゴメス氏は、「ETHA39の登場により、投資家は時価総額でトップ2の暗号資産(仮想通貨)にアクセスできるようになった」と述べた。
ブラックロックのディレクターであるクリスチアーノ・カストロ氏は、イーサリアムETFの導入により投資家の資産へのアクセスが「容易になる」と指摘した。「(イーサリアムは)幅広く多様なブロックチェーンアプリケーションをサポートする可能性を秘めている」と同氏は述べた。
●ブラジルはすでにソラナETFを承認、ブラックロックは興味示さず
ブラジルが最近ソラナETFを承認したことで、ソラナは同国での足場を固めている。
ブラジルのCVM(証券取引委員会)は8月にすでに2つのソラナETFを承認している。
CVMのデータベースによると、資産運用会社のQRアセットとハッシュデックスが提供するソラナETFが承認された。
一方、ブラックロックがソラナETFの発行企業に加わるのはまだ先になりそうだ。ブラックロックのETF・インデックス投資担当CIO(最高情報責任者)であるサマラ・コーエン氏は最近、ブルームバーグに対し、同社は何がETFとして提供される基準を満たすのかを評価するため、「投資可能性」を検討していると述べた。
「今のところ、投資可能性の考慮と顧客からの意見を見ると、ビットコインとイーサリアムは間違いなくその基準を満たしている。それ以外のものが出てくるのはもう少し先になると思う」
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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