バイナンスがインドネシアで事業拡大、子会社がライセンス取得

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 バイナンスは9日、子会社であるTokocyptoがインドネシアのBAPPEBTI(商品先物取引規制当局)のPFAK(暗号資産取引ライセンス)を取得したと発表した。

 Tokocyptoは19年に「見込みPFAK」として登録されていたが、今回BAPPEBTIの要件を満たすことでライセンス取得プロセスを完了したという。

 同社は現在ライセンスを保有しており、合法的に現物暗号資産(仮想通貨)取引所として運営している。

 バイナンスのリチャード・テンCEO(最高経営責任者)は、「このマイルストーンは、 Tokocyptoの規制準拠への断固とした献身と、インドネシアにおける強固で透明性の高い暗号資産エコシステムを促進するというビジョンを証明するものだ。バイナンスは、同地域でウェブ3エコシステムの成長を促進するというTokocyptoの使命を全面的にサポートすることに尽力している」とコメントした。

●バイナンス子会社、インドネシアでPFAKライセンスを取得した3番目の取引所となる

 Tokocyptoのユドノ・ラウィスCEOは、今回のライセンス取得は、同社がインドネシアの厳格なライセンス基準に準拠していることを証明するものであり、投資家の利益を保護するものであると述べた。

 同氏は、「BAPPEBTIに登録された35の有望な暗号資産取引所があるインドネシア市場で、PFAKライセンスを取得した3番目の取引所となったことを誇りに思う」と続けた。

 24年、Tokocyptoのユーザー数は450万人を超え、取引量は23年以降で170%増加している。

●Tokocypto、インドネシア暗号資産市場で43%のシェアを占める

 バイナンスは22年12月、Tokocyptoの買収を完了したと報じられた。バイナンスの前CEOであるチャンポン・ジャオ氏は、バイナンスはもともとTokocyptoの株式の過半数を保有しており、買収によって投資と持ち株を増やしただけだと述べていた。

 コインマーケットキャップのデータによると、Tokocyptoは24年、インドネシア暗号資産市場の約43%のシェアを握っていた。これは、その強い存在感と市場での影響力の高さを示している。

 一方、インドネシアの暗号資産市場は急速に成長している。同国市場はBAPPEBTIの支援を受け、まもなくOJK(金融サービス機構)の監視下に置かれる予定だ。24年の最初の2ヶ月で、1900万人以上が暗号資産に投資した。取引量の増加は市場の繁栄を反映しており、Tokocyptoはその機会をうまく捉えている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/binance-subsidiary-tokocrypto-secures-crypto-license-indonesia/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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