暗号資産取引所バイビット、ドバイ規制当局から暫定承認取得(再掲)
暗号資産(仮想通貨)取引所のバイビットが、VARA(仮想資産規制局)から暫定的承認を取得し、ドバイでのプレゼンス強化への一歩を踏み出したと述べた。
同取引所は、これは「非営業的」承認だが、バイビットが完全なVASP(仮想資産サービス・プロバイダー)ライセンスの取得に近づくことを可能にするものだと強調した。これにより、同社はドバイの個人、機関、適格投資家に暗号資産取引サービスを提供できるようになる。
●なぜドバイか?
ドバイは、その政策、規制の明確性、そして戦略的立地から、暗号資産及びブロックチェーン企業にとって重要な地域になっている。
22年にドバイにグローバル本部を設立したバイビットは、その暗号資産エコシステム拡大に積極的に関与してきた。
バイビットのヘレン・リュウCOO(最高執行責任者)は、「ドバイの戦略的立地、先進的政策、そしてイノベーション主導の環境が、暗号資産分野の企業や投資家に対し未曽有の機会を提供している」と述べた。
「その強固な規制体制とブロックチェーンの本拠地になることへのコミットメントから、デジタル通貨の推進とこのエキサイティングな業界の成長促進にとって、ドバイは理想的な場所になっている」とリュウ氏は付け加えた。
このVARAからの暫定的承認は、バイビットがドバイの厳格な規制基準に準拠し、現地当局と密接に協力していることを示している。
最近行われた韓国ブロックチェーン・ウィーク(KBW2024)のパネル・ディスカッションで、バイナンスのリチャード・テンCEO(最高経営責任者)は、ドバイとそのデジタル資産の規制体制を称賛した。
テン氏は中東について、アブダビ、バーレーン、ドバイなどの国々における革新的な規制アプローチを指摘した。同氏は、暗号資産業界の監督のみに専念するVARAをドバイが設立したことを称賛した。
●VARA、暗号資産の監督に専念
ドバイで暗号資産の規制監督のために設立されたVARAは、その厳格だが先進的な規制体制で評価を受けている。
バイビットを含む暗号資産取引所の認可プロセスは徹底的なもので、規制当局と申請者の密接な協力を必要としている。
バイビットは、ブロックチェーン及びデジタル資産の世界的リーダーになるというドバイの広範なビジョンに沿って、これらの高い基準を保つつもりだと述べた。
●バイビット、規制圧力のためフランスから撤退
バイビットは8月、フランス当局の最近の規制措置を理由に同国からの撤退を発表した。同社は、フランスの国民と住民には商品とサービスを今後提供しないと述べた。
バイビットは8月2日から、フランスの利用者のアカウントを「クローズのみ」モードに制限し、新規ポジションの開始や追加の入金を禁止した。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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