サークル社、ソニー傘下のBC企画開発会社と提携、SoneiumでUSDCを開始(再掲)

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 ステーブルコインの発行元であるサークル社は、ソニーグループ傘下のソニー・ブロック・ソリューションズ・ラボと提携し、USDC(USDコイン)をSoneium(ソニューム)ブロックチェーン上の主要な取引通貨にした。

 このブリッジ化したUSDCの統合で、Soneiumは開発者と利用者に対して、安全でボーダレスな取引を提供できるようになる。結果的に、この取り組みは、分散型技術に基づくグローバル経済の促進を目指すものである、とサークルは9月16日に述べた。

●ソニーとサークルの提携によるUSDC統合がSoneiumの新たな可能性を開く

 ブリッジ型USDCは、USDCが元のブロックチェーン(通常はイーサリアム:ETH)から別のネットワークに移されたものである。このプロセスでは、元のチェーンでUSDCをロックし、新しいブロックチェーンで同等のブリッジ型USDCを発行する。ブリッジ化されたトークンは、元の預金に支えられながら、新しいネットワーク上で独立して機能するのだ。

 ソニー・ブロック・ソリューションズ・ラボの渡辺潤会長は、「今回の提携は、より相互に接続された効率的なデジタルエコシステムを構築するという、当社の展望に見事に一致する」と語った。

 「このパートナーシップは、技術的な進歩だけでなく、Soneiumと世界中のユーザーに実際に利益をもたらす可能性を秘めている。」

●Soneiumのメインネットは2025年の予定

 今回の提携は、ソニーグループのブロックチェーン子会社がSoneiumの試験運用ネット「Minato」を最近立ち上げたことに伴うものだ。

 Soneiumは、ソニーのエンタテインメントサービスにブロックチェーンを統合し、コンテンツの作成、流通、消費に革命を起こすことを目指している。これには、デジタル著作権の管理、NFT(主にイーサリアムのブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのこと)によるファン参加、トークン化されたコンテンツへのアクセスなどが含まれる。

 このプラットフォームにより、開発者はソニーのインフラを使用して分散型アプリケーションを構築することができ、ソニー製品に結びついた分散型サービスへの道が開かれる。メインネット(実際に流通する暗号資産の取引が行われる本番環境のネットワークのこと)は2025年に計画されているが、具体的な時期はまだ未定だ。現在、Soneiumはテスト段階にある。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/circle-sony-block-solutions-labs-launch-usdc-on-soneium/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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