投資家、ポルカドットのパラチェーンのローンチを好感せず

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 ブロックチェーン・プロトコルのポルカドット(DOT)が、ポルカドット・エコシステム内で並行して動作する個々のブロックチェーンであるパラチェーンの第1弾をローンチしたが、週末にかけて投資家は好感しなかった。

 ポルカドットのユーティリティ・トークンであるDOTは、ローンチ日の18日には比較的横ばいだったが、20日は下落している。

 UTC(協定世界時)8時22分時点で、時価総額10位の同通貨は24時間で3.8%、1週間で17.1%下落し、1DOT=24.51ドル付近で取引されている。月間では41%の下落、年間では359%の上昇となっている。

 クリプトニュースに提供された声明によると、パラチェーンは約5年間をかけて開発されており、そのローンチは「相互接続ブロックチェーン技術にとって大きなブレイクスルーを示している」という。

 DeFi(分散型金融)から投資や融資、スマートコントラクトまで、様々な分野に焦点を当てた最初のパラチェーンのスロットはオークションを通じて複数のチームに割り当てられ、アカラ、ムーンビーム、パラレル・ファイナンス、アスター、クローバーが勝者となった。

 これらのパラチェーンの中で、アカラは「DeFiプラットフォームとネイティブな分散型ステーブルコイン(aUSD)をポルカドット・エコシステムなどに提供する」予定である、とアカラの共同創業者であるベット・チェン氏は述べた。

 イーサリアム(ETH)の共同創業者であるギャビン・ウッド氏が考案したポルカドットは、ブロックチェーン間の相互運用性の問題を解決するという使命の下、20年に立ち上げられた。チームによると、この目標を達成するため、ポルカドットのレイヤーゼロのチェーンであるリレー・チェーンは、並行して動作し相互運用可能なエコシステムを生み出す100のパラチェーンをサポートする予定だという。

 「全てのユースケースで最適に機能する単一のブロックチェーン設計は存在しない。各チェーンにはトレードオフがあり、ある用途には適しているが別の用途にはそうではない。ウェブ3の未来では多数の異なるブロックチェーンが連携して機能するという信念の下で、パラチェーン・モデルは生み出された」とウッド氏は述べた。

 ポルカドットは今後数カ月間で複数回に分けてパラチェーンの他のスロットを割り当てる。第2弾は12月23日頃に開始する予定だ。第2弾では6つのオークションが行われ、勝利した6つのパラチェーンは「22年3月11日頃に」加えられる予定だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/investors-not-impressed-by-polkadots-parachains-launch.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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