BC分析企業、半減期前に価格が大衆の予想を覆す可能性を指摘
ブロックチェーン分析プラットフォームのサンティメントは、ビットコイン(BTC)を取り巻く現在の弱気なセンチメントがまもなく覆される可能性があると指摘した。
サンティメントは最近の投稿で、歴史的に価格は大衆の予想とは逆方向に動くと述べた。
同社によると、市場は半減期(今後2日以内に予想されている)の直前、または直後に底を打つ可能性があるという。
サンティメントの分析は、テレグラム、レディット、X、4Chanなどのさまざまなソーシャルメディアプラットフォームから収集したデータに基づいている。
暗号資産(仮想通貨)コミュニティ内で関心を集めるキーワードやトピックを追跡することで、サンティメントのソーシャルトレンド指標は市場のセンチメントに関する貴重な洞察を提供している。
●サンティメント、「強気市場」の言及数の減少を確認
同社のデータによると、3月下旬以降、「強気市場」や「強気サイクル」の言及数が減少している一方、「弱気市場」や「弱気サイクル」の言及数が着実に増加している。
同社は、ビットコインが3月14日につけた史上最高値7万3600ドルから16%下落したことを受けて、群衆が強気市場の終わりを認識していると指摘した。
さらに、「ディップを買う」の言及数が減少していることから、個人投資家の間で楽観的観測が後退していることがわかるという。
暗号資産の世界では、「ディップを買う」とは、早期回復と上昇の勢いの継続を期待し、下降トレンド中に資産を購入することを指す。
歴史的に、「ディップを買う」の言及数の減少は、弱気トレンドの終わりを示すことが多い。
ビットコインは4月、いくつかの課題に直面しており、価格が14%下落している。
具体的には、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ期待の後退、地政学的緊張、米国の納税のタイミングなどがビットコインの重荷となっている。
17日、ビットコインは一時6万ドルを割り込んだが、その後回復し、当記事執筆時は6万1200ドル前後で取引されている。
●長期的見通しは引き続き楽観的
ビットコインブロックチェーンは、19日か20日の早い時間に予定されている4回目の半減期に向け準備を整えている。半減期では、ブロックあたりのマイニング報酬が50%減の3.125BTCになる。
JPモルガンなど一部のアナリストは、この4年に1度のイベント後に価格がさらに下落する可能性を警戒しているが、全体としては長期的には強気の見方が維持されている。
ビットワイズは最近、半減期直後の1カ月は通常価格が小幅に下落するものの、その後の1年は指数関数的に上昇することが多いと述べた。
12年の半減期の後、ビットコインは半減期後の1カ月は9%というわずかな上昇にとどまったが、翌年には8839%という驚異的な上昇率を記録した。
同様の傾向は16年と20年の半減期後にも見られ、それぞれのイベント後の1年間でビットコインの価格は大きく急騰した。
同様に、クリプト・ドットコムのクリス・マルザレクCEO(最高経営責任者)は最近、ビットコインは半減期に向けて売り圧力にさらされる可能性があるが、長期的な見通しは強気なままであると述べている。
「噂で買い、ニュースで売る」という取引現象により、短期的には売り圧力がかかる可能性はあるが、長期的には半減期は市場に大きなプラスの影響を与えると同氏は主張した。
「長い目で見れば、半減期はかなりの違いを生むだろう。市場にとってポジティブな動きだ」
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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