APEのイーサリアムからの移転の是非を問う投票、コミュニティは僅差でイーサリアムに留まることを選択

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 エイプコイン(APE)保有者の大部分は高い取引手数料にかかわらず、トークンがイーサリアム(ETH)ブロックチェーンにとどまる提案に賛成票を投じた。

 6月3日に開始した6日間の投票期間後の最終結果は、APEトークン保有者の53.62%はETHにとどまることを支持し、反対票(46.38%)を僅差で上回ったと示している。

 合計で、10億のAPEトークン供給のうち、710万APEトークンが票に投じられた。そのうち、380万が「賛成票」を、330万が「反対票」を投じた。

 とりわけ、3カ月の猶予期間後、この結果に異議を申し立てる新しい提案を提出することができるため、この結果は絶対ではない。

 エイプコイン改善提案(API)41と呼ばれるこの提案は、エイプコイン分散型自立組織(DAO)メンバーASECが5月初旬に提出し、トークン保有者にガス代にまつわる問題にかかわらず、ETHにとどまるよう要求した。

 「異なるチェーンへの移行は費用がかかり、リスクを伴い、慎重に考慮されなければ、可動部が悲惨な損失につながり、最悪の場合、(プロジェクト製作者)ユガラボやAPEにとって意味のある他企業に見捨てられる結果につながる複雑な試みである」と提案は述べている。

 OtherdeedのミントがETHメインネットの動きを鈍らせた後、人気非代替性トークン(NFT)コレクションBored Ape Yacht Clubの裏にある企業ユガラボのAPEはスケーリングの理由で独自のチェーンに移行するべきだと論じる提案に応えるかたちでAIP―41が提案された。

 「ETHをしばらく利用不可能にして申し訳ない」と当時ユガラボは話し、「APEは適切にスケーリングするために、独自のチェーンに移行する必要があることは非常に明白なようだ。DAOがこの方向で考え始めるよう勧める」と付け加えた。

 投票早期、圧倒的な数の投票者がこの提案に賛成していた。

 しかし、主要なAPE大口保有者数名がこの提案に反対し、競争が強まった。しばらくの間、投票者の大部分は別のチェーンへの移行を支持していた。

 一方、協定世界時木曜日午前7時16分、APEは5.8ドルで取引され、過去24時間で2.4%下落。コインゲッコーによれば、先週にかけて5.1%、4月下旬に記録した史上最高値26.7ドルと比較すると、78.3%の下落である。

(イメージ写真提供:123RF)
 
https://cryptonews.com/news/apecoin-community-narrowly-wins-vote-stay-ethereum.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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