韓国ネット銀行K-Bank、暗号資産の冬の到来でIPO延期の可能性

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 韓国の新進気鋭の銀行は、暗号資産市場のボラティリティに苦しんでいるように見える。暗号資産市場の冬が長期化する場合、IPO(新規上場)計画を棚上げするかもしれない。

 ENews Todayによれば、市場をリードする暗号資産交換所アップビットの提携銀行であるK-Bankは「困難を経験している」。

 最大の競合相手であるカカオ銀行を追って上場しようとしていたK-Bankは悪い知らせのダブルパンチに遭った、と報じている。

 アップビットとの提携は膨大な数の顧客を同行に持ち込み、市場価値を活気づけ、K-Bankに野心的なIPO計画を練るよう先導している。韓国の法の下、暗号資産交換所の顧客全員は交換所の提携銀行で実名認証済みの銀行口座を保有し、法定通貨関連の取引すべてをこの口座を通して行わなければならない。

 最近の強気市場で、韓国で暗号資産投資は急増し、ネット銀行としてK-Bankが暗号資産投資家にオンラインでの口座開設を許可していることに主に引き付けられた何千もの新規顧客が同行にやって来た。また、アップビットが同国最大かつ最もにぎわっている暗号資産取引プラットフォームになったことにも引き付けられたようだ。

 しかし、市場が下落し続け、韓国では取引高が急落した。コインゲッコーのデータによれば、21年後半、アップビットの日々の取引高は203億ドルの水準に達した。しかし、本校執筆時、その数字は33億ドルまで縮小した。

 22年3月後半、K-Bankのプラットフォームで入金された資金の約半分はアップビットの顧客から来ている。

 トークンの大量売りはK-Bankの流動性に打撃を与える可能性がある、と銀行専門家は警告した。アップビットとの提携の結果、同行はすでに困難を経験している。22年第1四半期に、アップビットの顧客から手数料で約450万ドルを入手したにもかかわらず、突然の市場の浮き沈みはK-Bankに「預賃率」のような問題を生じさせている。

 金融部門専門家の次のような意見が伝えられている。

 「K-Bankはアップビットへの依存を減らし、市場センチメントを注意深く監視する必要がある。IPOの時期を調整する必要があるかもしれない」

 K-BankにIPOを再考(または延期)させる2つ目の要因は「世界経済のひっ迫」により引き起こされている現在の株式市場の下落である。

 K-Bankは6月末までに上場について韓国証券取引所と公式に協議を開始する見込みであったが、IPOについて「(同行は)再考していることが分かっている」と同メディアは述べた。

 K-Bankはすでに株式市場デビューを果たしたカカオ銀行に遅れをとらずに付いていくことを望んでいるが、ローンチ直後の同行の株価の急落を目の当たりにした。

 セキュリティプロバイダーSK Shieldusや携帯アプリマーケットプレイスOne Storeのような有名企業も暫定的にIPO計画を撤回している、と報道は言及した。

 K-Bankの別の競合トスバンクは23年に上場することを望んでいると当初は述べていたが、「2、3年」IPO計画の延期を検討していると報道は付け加えた。

 暗号資産交換所と提携している銀行は21年に当たり年を享受し、韓国最大のプラットフォーム4社の預入金は1368%増加した。

 暗号資産交換所提携銀行の実名認証済み口座数は21年対前年比で777%急増し、少なくとも730万の暗号資産ウォレット連結口座が開設された。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/neobank-k-bank-may-have-to-postpone-ipo-plan-as-crypto-winter-bites.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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