BNBは22年に緩やかに成長、25年までに3倍になる可能性

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 個人ファイナンス比較サイトのファインダー・ドットコムが最近行った調査によると、バイナンス取引所のネイティブトークンであるバイナンスコイン(BNB)は、1BNB=274ドルで22年を終え、25年までに781ドルとなり30年末までに1814ドルになる可能性がある。

 UTC(協定世界時)14時19分時点で、時価総額第5位のバイナンスコインは257ドルで取引されており、1日間で約7%上昇している。1年間では15%、21年5月に記録した史上最高値の約686ドルからは62%下落している。

 今回の予想は、調査対象となったフィンテック関係者らが提供したもので、うち57%がバイナンスコインを未登録証券として発行したとしてSEC(米証券取引委員会)はバイナンスを訴えるだろうと述べた。調査対象となった専門家のうち他の30%はこの件について分からないと述べ、この展開を否定したのはわずか13%だった。

 このレポートによると、価格面については次の通りだった。

 「22年1月よりもバイナンスコインに対する強気の度合いは大きく減退し、7月における22年末の予想値は1月の予想値よりも48%低下した(1月は527ドル、7月は274ドル)」

 このレポートは今後について、次のように述べた。

 「バイナンスコインの長期予想はこれほどの違いはなく、25年の予想値は1月の予想値よりも20%低く(975ドル対781ドル)、30年の予想値は27%低かった(2488ドル対1814ドル)」

 一方、オーストラリアのキャンベラ大学の上級講師で、このパネルのメンバーであるジョン・ホーキンス氏はバイナンスコインに熱中しておらず、ボラティリティや「実世界での用途がほとんどなくビットコインの値動きに概ね従う」という事実に基づき、同トークンは22年末までに180ドルに下落すると予想している。

 これとは対照的に、ヘッジファンドマネージャーのデジタル・キャピタル・マネジメントでマネージング・ディレクターを務めるベン・リッチー氏は、このバイナンスのネイティブトークンに対し強気であり、22年末までに300ドルに達すると予想している。

 同氏は、バイナンスコインは需要と供給にも従っていると主張し、同プロジェクトは各取引手数料にバーン・メカニズムを導入し四半期ごとにバーンを行っているためデフレ資産になっていると述べ、次のように続けた。

 「BNBチェーンのエコシステムは成長し続けているため、30年には3000ドルになる可能性がある。BNBチェーンはネットワーク内でのレイヤー2チェーンへの対応も計画しているが、イーサリアムと同じガス手数料の問題に苦しむかもしれないため、これは今後役立つ可能性がある」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bnb-to-grow-modestly-this-year-might-tripple-by-2025-analyst-panel.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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