暗号資産取引所FTXを320億ドルで評価、筋違い? または的確か?

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 大手暗号資産(仮想通貨)取引所のFTXは、最大約10億ドルの資金調達について潜在的投資家と協議を進めている。この資金調達により、22年1月の資金調達後の評価額である約320億ドルを維持することが可能になる。

 FTXは新たな資金調達によって評価額を不況前の水準できると期待していると、この件に詳しい人物がCNBCに語ったが、同社はこの動きについて公式にコメントすることは拒否している。FTXの既存投資家には、シンガポールのテマセクや、ライトスピード・ベンチャー・パートナーズ、ソフトバンクのビジョン・ファンド2、インサイト・パートナーズ、タイガー・グローバル・マネジメントなどがある。

 現在の厳しい状況が始まって以来、FTXは暗号資産市場を再編しようと、不良資産を割安で購入しようとしてきた。バハマに拠点を置く同社は未上場であるため、多くの主要競合他社が苦しんだ株式急落を避けることができた。

 一方、FTXのCEO(最高経営責任者)兼創設者のサム・バンクマン-フリード氏は9月、経営難に陥った暗号資産企業を救済し、その資産を購入するために、推定10億ドルの資金を構築したとことを明らかにした。

 同氏は具体的な金額を明かさなかったが、会社の財源を使い果たすことなく投じようとしている資金額について、同社はまだ安全な領域にいると考えているという。

 「『いくらなら安心して投じることができるか』という問題がある。ここに完全に自由に使える10億ドルがあれば、正しい答えは明白すぎるくらいだろう」と同氏は述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ftx-crypto-exchange-vc-investors-value-it-at-32-billion-are-they-mad-or-savvy.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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