テラフォームラボ創業者、モンテネグロでの判決後に保釈へ

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 モンテネグロの裁判所の新たな判決により、テラフォームラボの創設者兼CEO(最高経営責任者)のド・クオン氏が再び保釈される可能性がある。

 通信社VijestiとHankook Ilboによると、ポドゴリツァ地方裁判所はクオン氏とテラの元CFO(最高財務責任者)ハン・チャン-ジュン氏による2度目の保釈要求を承認した。

 クオン氏とハン氏は当初、5月に合計約85万6000ドルでの保釈が認められていた。

 アパートから出ず、聴聞会に参加することを条件に両氏は釈放された。

 テラクラシック(LUNC)は、裁判の判決を受けてか、6月4日以降上昇している。

 両氏は、偽造パスポートでモンテネグロを出国しようとした疑いで起訴された。

 しかし、両氏は母国である韓国で詐欺容疑で指名手配されている。

 米国およびシンガポールの政府・警察もまた、強制送還を迫っている。

 モンテネグロ検察は裁判所の判決を不服とし、その申し立てが支持されたため、クオン氏とハン氏は2度目の身柄拘束を受けた。

 クオン氏はその後、世界最大級の法律事務所デントンズに依頼している。

 しかし、先週末にポドゴリツァ地方裁判所がクオン氏に再び有利な判決を下したのは、モンテネグロに拠点を置く弁護団の提案を受けての動きだった。

 ブランコ・アネリッチ弁護士は、両氏は保釈金としてそれぞれ43万6000ドル支払わなければならないと説明している。

 モンテネグロ検察は3日以内にこの保釈条件に対して不服を申し立てることができる。
 
 クオン氏とハン氏は、高等裁判所が判決を下すまで拘留される。

 しかし、不服申し立てがなければ、両氏は今週初めに釈放される可能性がある。

 地裁は、2人が逮捕された際に見つかったコスタリカのパスポートやその他の旅行書類が公正な方法で入手されたものであるというクオン氏の主張を検証するためには、まだ時間がかかると述べている。

 検察は、保釈金の額が十分でない上、被告人にはまだ重大な逃亡の危険性があると主張している。

 また、被告人が逃亡しないようにするための監視措置が不十分であるとも指摘している。

 過去の聴聞会で、クオン氏は保有する財産状況を開示するよう求められた。

 同氏は、韓国で「約300万ドル相当」のアパートを共同所有していると答えた。

 しかし、「暗号資産(仮想通貨)などその他の資産」の価値を公表することを拒否。

 「市場の不安定さ」によって、その価値を正確に評価することができないと述べた。

 クオン氏とはハン氏は、16日の聴聞会で再び法定に立つ予定だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/do-kwon-set-for-bail-after-montenegro-ruling-lunc-prices-rise.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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