<今日の仮想通貨市況>売り優勢、BTCは2万5000ドル台で推移

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 12日午前9時10分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=361万円前後(過去24時間比0.3%高)、イーサリアム(ETH)が1ETH=24万4000円前後(同0.1%安)、XRP(XRP)が1XRP=72円台半ば(同2.8%高)となっている。

 前週末10日の昼すぎに主要な暗号資産は下げ幅を拡大。午前中は2万6000ドル台半ばで推移していたビットコインだが、午後2時ごろには2万5000ドル台半ばまで下落。イーサリアムやXRPなども売られ、ほぼ全面安となった。売り一巡後は停滞。12日朝方には2万6000ドル台まで値を戻す場面があり、過去24時間比ではプラスとなっている暗号資産もあるが、多くが10日の下げ分を取り戻せていない。

 これまでのところ、特に新しい材料は見当たらないが、前週からSEC(米証券取引委員会)が一部のアルトコインを証券とみなし、バイナンスやコインベースなどを提訴したことが投資家心理を悪化させており、一部のアルトコインについては、大手暗号資産ファンドが保有資産を売却したとの指摘もあった。

(イメージ写真提供:123RF)