バイナンス弁護団、バイナンスUSの顧客資産は危険にさらされているとの米SECの主張に抵抗
資産を凍結するためのSEC(米証券取引委員会)の一時的な禁止命令は拒否されるべきだ、とバイナンスUSとバイナンスのチャンポン・ザオCEO(最高経営責任者)の弁護団は論じた。
12日、SECが提案した禁止命令を議論するための6月13日の審理前の裁判所の文書で、顧客の資産にリスクはないと弁護団は話した。
「SECが自身の目的のためにでっち上げたもの以外に『緊急性』はまったくなく、SECによれば、申し立てられた証券法の違反は何年も広く公に続いている」と弁護団は論じた。
SECが要求した救済命令が許可されれば、BAMの顧客に損害を与え、「効果的にBAMを廃業させる」と弁護団は論じた。
BAMトレーディングサービスとBAMマネジメントUSホールディングスはバイナンスUSを運営している。
SECは「連邦証券法を公然と無視した」としてバイナンスとザオ氏を告訴し、先週13の嫌疑をかけた。
1日後、BAMトレーディングとBAMマネジメントの資産の凍結を判事に求め、同機関は米コロンビア地区裁判所で一時的な禁止命令を求める緊急動議を提出した。
「顧客の資産の安全性を確保する」ために救済命令は必要だとSECは話した。
・SECとバイナンスの舞台裏
23年2月下旬に初めてバイナンスUSが関与するSECの捜査の対象となる可能性があると知った、とバイナンスとザオ氏の弁護団は話した。
しかし、その後3カ月にわたる「頻繁な交流」にもかかわらず、SECはバイナンスUSのユーザー資産の安全性とセキュリティに関する懸念を表明したことはなかった、と弁護団は話した。
「しかし、23年3月30日、『BAMトレーディングの顧客資産の安全性と自由に利用可能な資産に対して多いに疑問と懸念』があると(中略)SECが初めてBHLへの文書で示唆し、SECの立場が著しく変化した」と弁護団は話した。
SECとバイナンスのやりとりは6月2日まで続き、同機関は数日後の5日に起訴した。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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