資産運用会社6社、ETH先物ETF立ち上げのため米SECに申請書

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 大手資産運用会社6社が、SEC(米証券取引委員会)に対し、イーサリアム(ETH)先物ETF(上場投資信託)の承認を求める申請書を新たに提出した。今回の申請の数週間前には、SECが1週間で複数の現物ビットコイン(BTC)ETFの申請を受理している。

 資産運用会社のグレースケール、ヴァンエック、ビットワイズ、ボラティリティ・シェアーズ、プロシェアーズ、そしてラウンド・ヒル・キャピタルは、米国顧客へのイーサリアム先物ETFを立ち上げるため、それぞれSECに申請書を提出した。

 まず、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)で取引されている現金決済イーサリアム先物契約に投資することを目指す、ボラティリティ・シェアーズ・イーサ・ストラテジーETFが7月28日に提出された。同社の2xBTCストラテジーETF(BITX)は7月、米国初のレバレッジ型暗号資産(仮想通貨)ETFとなった。しかし、今回のファンドはイーサリアムに直接投資するものではない。

 この件に近い情報筋はコインデスクに対し、イーサリアム先物に追随するETF申請は10件あるが、今のところいずれも承認されていないと語った。

 さらに、SECが申請を検討すれば、最初のイーサリアム先物ETFは申請日から75日後の10月12日に開始する可能性がある。

 グレースケールは最近SECに対し、全ての申請者を平等に取り扱うために、「公正かつ秩序ある方法で」全てのビットコインETF申請をまとめて承認するよう求めた。グレースケールとビットワイズは5月、イーサリアム先物ETFの発行計画から手をひいていた。

 一方、イーサリアムの価格はビットコインに追随しており、1835ドルの50日間EMA(指数平滑移動平均)より下でドミナンスを維持している。

 暗号資産の先物・現物ETFは、企業がデジタル保管庫にビットコインやイーサリアムを物理的に保管する心配が無いため、投資目的におけるゲームチェンジャーだと考えられている。

 その結果、ウェルス・マネージャーが暗号資産投資に殺到し、暗号資産の強気相場を引き起こしている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/six-asset-managers-file-fresh-sec-applications-launch-ethereum-futures-etfs-us.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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