SEC元職員:ビットコインETFはすぐには承認されず、24年以降になり得る(再掲)

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 SEC(米証券取引委員会)の元職員によると、現物のビットコイン(BTC)に裏付けられたETF(上場投資信託)は、少なくとも選挙の終わる24年までは米国で承認されないという。

 SECでインターネット執行局の責任者を務めていたジョン・リード・スターク氏は、13日にソーシャルメディア・プラットフォームのXで、暗号資産の執行措置については23年に多くの変化は見込めず、現物ETFの承認は24年まで待たなければならないだろうと記した。

 「私の見解では、様々なやむを得ない事情で、今のSECはビットコイン現物ETF申請を承認しないだろう」と同氏は記した。

●「クリプト・ママ」が新たな委員長代理に?

 スターク氏は23年については悲観的だが、ビットコイン及び暗号資産(仮想通貨)支持者にとって24年は良い年になる可能性があるとした。

 「しかし、選挙日以降は暗号資産規制の流れが大きく変わる可能性があるとも考えている」と同氏は述べ、共和党員が大統領に選ばれれば、新たな委員長が任命されるまでは共和党が任命した最も古株のSEC委員が委員長代理を務める可能性が高いと指摘した。

 偶然にも、現時点で同委員会で最も古株の共和党員は、暗号資産に好意的な姿勢から「クリプト・ママ」と呼ばれるヘスター・ピアース氏だ。

 スターク氏は、共和党が率いるSECは、暗号資産に対する執行活動を大幅に縮小し、「純粋な登録違反」での暗号資産取引所の提訴から焦点を移す可能性が高いとした。

 さらに、共和党のSECはビットコイン現物ETFというアイデアを「受け入れる可能性が遥かに高く」、「他の暗号資産に好意的な規制措置を講じる可能性が遥かに高い」とスターク氏は記し、最後に次のように付け加えた。

 「へスター・ピアース氏がSECの委員長代理になれば、同氏がこれまで暗号資産に関するSECの活動のほとんどに異議を唱え反対してきたことを考えると、SECによる暗号資産関連の執行活動と混乱の多くに急ブレーキがかかると期待される」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/former-sec-official-bitcoin-etf-approval-will-not-happen-soon-could-occur-after-2024.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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