Web3が第3四半期だけでハッキングと詐欺により8億9000万ドル以上を失う(再掲)

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 Beosinの子会社でブロックチェーンセキュリティ監査企業Beosin EagleEyeプラットフォームはWeb3(ウェブスリー)が23年の第3四半期に様々なセキュリティ侵害、フィッシング詐欺、ラグプルに約8億9000万ドルを失ったことを研究報告書で発表した。

 損失を分析すると、フィッシング詐欺が約6615万ドルの損失をもたらし、43のハッキング攻撃が合計約5億4000万ドルの損失につながったことが明らかになった。

 さらに、プロジェクト内の81件のラグプルが合計約2億8000万ドルの損失につながった。

・分散型金融(DeFi)が全件の67.4%を占める

 DeFiが依然として最も頻繁に標的とされる分野であり、29件の攻撃が報じられ、全件の67.4%を占める。

 様々なプロジェクトの種類の中、パブリックチェーンが最も高額な損失に遭い、イーサリアム(ETH)だけで2億2700万ドルを占める。

 イーサリアムは不運にもセキュリティ事件でも先行し、第3四半期で合計16件であった。

 攻撃方法を調査すると、プライベート鍵の流出が最も犠牲が大きく、2億2300万ドルの損失を引き起こしたことが判明した。

 とりわけ、盗まれた資産の大部分、約3億6000万ドルは依然としてハッカーの管理内にあり、合計の67%に相当する。

・23年第3四半期に盗まれた資産の10%を回収

 盗まれた資産を回収する試みは限定的な成功を生み出し、第3四半期間に盗まれた資産のたった10%が回収された。

 監査されたプロジェクトと未監査のプロジェクトはほぼ同等にセキュリティ事件の被害に遭い、監査されたプロジェクトは影響を受けた事件の48.8%に相当し、未監査のプロジェクトは46.5%を占めると監査状況で明らかになった。

 ブロックチェーン技術は引き続き様々な業界に大改革をもたらしているが、サイバー攻撃や詐欺のやまない脅威は依然として重大な懸念事項だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/web3-lost-over-890-million-hacks-scams-q3-2023-boesin.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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