韓国中銀、実社会でのCBDCテスト開始日を決定

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 韓国中央銀行は、実社会でのCBDC(中央銀行デジタル通貨)実験の日程を決定した。24年第4四半期に使用し始める予定だという。

 放送局KBSによると、韓国銀行(中央銀行)は、CBDC開発の次段階に進むため、同国トップの金融規制当局であるFSC(金融委員会)とFSS(金融監督院)と協力する。

 韓国銀行は、「現実世界」でのパイロットでは「一般市民」がリテール版CBDCを使って取引を行うと説明している。

 その一方で、同行はホールセール型CBDCプロトタイプのテストも行いたいと考えている。

 ホールセール型(あるいは機関向け)CBDCモデルは、金融部門および銀行部門での利用を目的とした中央銀行発行のトークンに焦点を当てている。

 この種のコインは、主に韓国の銀行間決済分野で利用されることになる。

 一方、リテール型CBDCは、決済分野において現金やデビットカードの代わりとして利用される。

 韓国銀行はホールセール型CBDCを実験するにあたり、国内の銀行と協力する。各銀行が中央銀行のプラットフォームを利用して銀行間取引をトークン化するという計画である。

 CBDCの相互運用性を推進しているBIS(国際決済銀行)が技術的支援を行うということだ。

●韓国銀行のCBDC発行は近いか?

 韓国銀行の公的立場は、依然として不明瞭である。

 デジタルウォン関連の資料では、韓国銀行は「CBDCを発行するか否かはまだ決定していない」と述べている。

 同行は次のように述べた。

 「このパイロットは、韓国の金融・経済状況に適したCBDCの最適な設計モデルを探るプロセスの一環である(中略)このパイロットは、CBDCの本格的な導入を目指そうとするものではない」

 韓国銀行とその規制パートナーは、「この実験に参加する」銀行の名前など、「さらなる詳細を11月末に開示」すると述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/south-korean-central-bank-sets-real-world-cbdc-pilot-date.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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