コインベースとSECの争いが激化、双方が対抗策を講じる(再掲)

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 米コインベースとSEC(米証券取引委員会)との争いが激しさを増している。暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースは、証券法違反の訴えを却下させようとしているが、SECはこれに対抗している。

 SECは元々、コインベースが証券取引所としての登録を怠ったとして、6月に同取引所を相手取った訴訟を起こした。

 コインベースはその後、SECの訴えに対抗するために、暗号資産取引は投資契約とは根本的に異なると主張して公判前の判断を求めた。

 これに対し、SECは現在、コインベースの主張の「致命的欠陥」を理由に、同取引所による却下の請求を退けるよう裁判所に求めている。コインデスクが3日に報じた。

 この訴訟は、ある資産がSECによる規制の対象となる投資契約(証券)に該当するかどうかを決定するハウィーテストの解釈に左右される。

●暗号資産は投資契約の定義に該当しないとコインベースが主張

 コインベースは、要式契約でないため、暗号資産取引はこの定義に該当しないと主張している。一方SECは、要式契約であることは投資契約の前提条件ではないと主張している。

 コインベースは「投資契約」の取引を促進しており、その顧客は連邦証券法の保護の対象となるというのが、SECのスタンスだ。

 コインベースのポール・グレワルCLO(最高法務責任者)は3日、ソーシャルメディア・プラットフォームのXに投稿し、コインベースで取り扱っている資産は証券ではなく、SECの管轄下にはないと主張した。これは、同社が6月以降主張していることだ。

 またSECは、コインベースの上場を許可したことは、そのプラットフォーム上での取引が証券法を遵守していることを自動的に認めるものではないと強調している。

 コインベースは以前、SECが自社の上場を許可したことは、証券規制を遵守して運営していることをSECが黙示的に示したことになると主張していた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/coinbase-vs-sec-regulator-pushes-back-against-exchange.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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