USDCステーブルコイン発行企業サークル、24年にIPOを検討

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 ブルームバーグによれば、ステーブルコインのUSDコイン(USDC)の発行企業サークル・インターネットは24年初期に新規株式公開(IPO)の可能性に目を向けている。

 「本件に精通した非公開の人々」の情報によれば、現在、同社は大衆市場への移行の実現可能性とタイミングを検討するため、顧問と協議に入っている。詳細は依然機密であるが、サークルのIPOの検討は成長への野望と戦略的計画を反映している。

 サークルの代表は同社の長期にわたる目標は公開取引されることだと認めた。「米国で上場公開会社になることがサークルの戦略的願望の一部である。うわさについてはコメントしない」と代表は返答した。

 コインマーケットキャップによれば、現在、USDCは時価総額244億2000万ドルで、6番目の規模のコイン、かつ2番目の規模のステーブルコインである。サークルはIPOでどれくらいの価値を求めるか述べていないが、22年の白字小切手を通した株式公開の試みは90億ドルと評価された。

・サークルの合併の試みとシリコンバレー銀行の課題

 21年、サークルは特別買収目的会社のコンコード・アクイジション・コーポレーションとの合併に同意した。しかし、最終的に合併は失敗に終わった。22年、サークルはゴールドマン・サックス、ブラックロック、フィデリティ、他を含む主要金融機関から資金調達ラウンドで4億ドルを調達した。アクシオスによれば、同社は計画されていた合併以前には77億ドルの価値があった。

 23年初期、サークルは400億ドルのUSDC準備金のうち33億ドルが破たんしたシリコンバレー銀行にあったと発表した。同社は破たん前に電信送金を要求したが、取引は完了されなかった。USDCの価格は計画していた1ドルから遠い史上最低の約0.8774ドルに下落した。

 サークルは最近の推測について沈黙を保ち、最終的なⅠPO計画は発表されていないが、以前の失敗にもかかわらず、同社の株式公開への野望は依然として根強い。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/usdc-issuer-circle-internet-is-considering-ipo-in-2024.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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