キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストは２１シェアーズと提携し、ビットコイン（ＢＴＣ）とイーサリアム（ＥＴＨ）先物、そしてブロックチェーン技術に焦点を当てたデジタル資産ＥＴＦ（上場投資信託）スイート（商品群）を立ち上げる。

　ＡＲＫＡ（アーク２１シェアーズ・アクティブ・ビットコイン先物戦略ＥＴＦ）、ＡＲＫＺ（アーク２１シェアーズ・アクティブ・イーサリアム先物戦略ＥＴＦ）など５つのＥＴＦで構成されるこのＥＴＦスイートは、先物契約への投資とブロックチェーン業界で活躍する企業への投資を組み合わせる予定だ。

　これらＥＴＦは、「長期的投資を通じて長期的な資本増加を実現する」ことを目的としている。ＣＢＯＥ（シカゴ・ボード・オプション取引所）に上場する見込みで、デジタル資産をポートフォリオに組み入れたいと考えている投資家をターゲットにしている。しかし、２１シェアーズによると、「これらのファンドおよび基盤となるＥＴＦはビットコインやその他のデジタル資産に直接投資せず、『現物』ビットコインへの直接エクスポージャーを維持しない」ということだ。

　２１シェアーズは、「世界最大の暗号資産（仮想通貨）ＥＴＰ（上場取引型金融商品）の発行者」であると主張している。２１シェアーズＡＧが発行するＥＴＰは米国で利用できないにもかかわらず、同社のＡＵＭ（運用資産残高）は１０億ドル以上に上る。

　アーク・インベストは現在、米国で利用可能なＥＴＦを６つ運用しており、そのうち３つはＣＢＯＥに上場している。

●アーク・インベスト、ブロック株を購入しグレイスケール・ビットコイン・トラストを売却

　キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストは最近、ジャック・ドーシー氏のブロックの株式を購入し、ＧＢＴＣ（グレイスケール・ビットコイン・トラスト）の保有株式を売却することで、ポートフォリオを調整した。

　同社主力商品のアーク・イノベーションＥＴＦ、アーク・ネクストジェネレーション・インターネットＥＴＦ、アーク・フィンテック・イノベーションＥＴＦは、ブロック株１１万３３２６株（５６１万ドル相当）を購入。この取引額は１１月６日のブロック株の終値４９．５２ドルに基づいている。

　一方、アーク・インベストは同日、ＧＢＴＣへの投資を縮小し、３７６万ドル相当（終値２６．９５ドルに基づく）の株式を売却した。さらに８日、アーク・ネクストジェネレーション・インターネットＥＴＦは、ＧＢＴＣを１３４万ドル売却した。

　キャシー・ウッド氏は、一貫して暗号資産とビットコインへの関心と自信を表明してきた。２２年１１月、ウッド氏はブルームバーグとのインタビューで、ビットコインが１０年以内に１００万ドルに達するとの予想を再び強調した。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

https://cryptonews.com/news/ark-invest-and-21shares-to-launch-digital-asset-etf-suite.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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