コインベース、ソラナとアバランチの先物契約ローンチへ

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 暗号資産(仮想通貨)取引所大手のコインベースは13日、2つの主要アルトコインの先物契約を上場すると発表した。

 同社はX(旧ツイッター)を通じて、「ソラナ(SOL)とアバランチ(AVAX)の無期限先物契約のサポートを開始する」と正式に発表。コインベース・インターナショナル・エクスチェンジとコインベース・アドバンスドで同商品の提供を開始するとした。

 発表によると、SOL-PERPとAVAX-PERPは、流動性の状況に応じて14日に取り扱いを開始する予定だ。

 無期限先物契約はデリバティブ契約の一種で、トレーダーは原資産の価格変動に無期限で投資することができる。トレーダーにとって、裁定取引、レバレッジ取引、ヘッジ取引の機会など、いくつかの利点をもたらす一方、過剰レバレッジ、清算、ボラティリティといったデメリットもある。

 コインベース・アドバンスドは10月に、米国外の対象地域における顧客向けに無期限先物取引の提供を開始している。当初、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)の4つの無期限先物契約を発表した。

 さらに、これらの契約は最大5倍、リップルは最大3倍のレバレッジを提供する。すべての無期限先物はステーブルコインのUSDコイン(USDC)で決済される。

 「コインベースは、暗号資産デリバティブに関する地域の規制を遵守しているため、当社のアドバンスド・トレーディングプラットフォームでの無期限先物取引は、米国以外の特定地域のユーザーのみが利用可能となる」と同社は説明した。

 コインベース・インターナショナル・エクスチェンジは9月、米国外の顧客に無期限先物取引を提供するための規制認可をバミューダ金融庁から取得していた。

●暗号資産無期限先物への需要

 暗号資産市場の無期限先物取引は、最近最も人気のあるデリバティブ契約の1つであり、その需要が高まっている。

 Laevitasのデータによると、11月10日時点、世界のCEX(中央集権型取引所)における無期限先物契約の取引量は1953億ドルとなっている。コインベースの競合であるバイナンスが最大の取引量を記録しており、OKXがそれに続いた。

 Kaikoのリサーチアナリストであるコナー・ライダー氏はブルームバーグに対し、ビットコインのスポット契約に対する無期限先物の取引量比率は過去約2年で最大であると語った。同氏は続けて、業界の専門用語で「Perps(無期限を意味する英単語パーペチュアルの略)」と呼ばれるものは、「有効期限がなく、トレーダーに絶大な人気がある」と述べた。

 暗号資産取引所のビットメックスは16年に初めて無期限契約を導入した。そのシンプルさから個人トレーダーの人気を集め、多くの取引所が同社に続いて独自の無期限契約を導入した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/coinbase-to-launch-futures-support-for-solana-and-avalanche-altcoins-heres-the-latest.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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