暗号資産取引所OKXがブラジルに正式参入、高度な機能備えた取引提供へ

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 暗号資産取引所OKXは、ブラジルで正式に事業を開始すると発表した。取引やステーキング報酬など、高度な暗号資産(仮想通貨)機能をユーザーに提供していくという。

 同社がブラジルで展開するサービスはWeb3ウォレットで、DeFi(分散型金融)や暗号資産取引への信頼できるアクセスを提供していく。

 同社は27日付の公式発表で、ブラジル現地通貨レアルの法定通貨オンランプ機能を備えた取引を提供すると述べた。

 OKXブラジルのジェネラルマネージャーであるギレルメ・サカモネ氏は、「ブラジル国民が高速かつ流動性の高い取引と、安全な自己管理型ウォレットソリューションを1つのアプリで求めている」と述べた。

 この動きは、同社が香港でVATP(暗号資産取引プラットフォーム)ライセンスを申請した数日後に明らかになった。OKXは、新たな暗号資産制度のもと香港で申請を行った最初の主要業界プレイヤーとなった。

●ウォレット機能

 OKXのホン・ファン社長は、OKXウォレットにはDeFiやdApp(分散型アプリケーション)などへの容易なアクセスを含む多数の機能が搭載されると説明している。

 さらに、ウォレットの機能はMPC(マルチパーティ計算)技術とAA(アカウントの抽象化)機能の両方を備えており、技術的な知識のないユーザーにとっても使いやすいものとなっている。

 「私たちは、ブラジル経済が成熟する中、数百人のユーザーと共にWeb3と暗号資産経済の革新と成長を促進できることを楽しみにしている」

 OKXが最近実施した調査では、ブラジル国民がセキュリティに大きな懸念を抱いていることが明らかとなった。回答者の92%が、投資において明確かつ透明性の高いセキュリティ規制を強く求めている。85%以上が、暗号資産取引所が保有する顧客資金を検証する正当な手段として、PoR(準備金証明)を支持している。

 サカモネ氏は、「最近の調査結果から、セキュリティと透明性が同国の暗号資産ユーザーにとっての最優先事項であると認識している」と述べた。

 「そのため、OKXは強固なPoRプログラムなど、最高のセキュリティ機能を備えた取引ソリューションを提供する」と同氏は述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/crypto-exchange-okx-officially-debuts-in-brazil-offers-trading-with-advanced-features.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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