香港高等法院、商標権侵害訴訟でフォビ・グローバルに不利な判決

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 香港特別行政区高等法院が、フォビ・グローバルに対する商法権侵害訴訟で、Xスポット・グローバルに有利な判決を下した。

 同法廷は、係争中にフォビ・グローバルが香港で「フォビ」商標や同様の名称及びロゴを使用することを禁じる仮の差止め命令を出した。

 この訴訟は、Xスポットを支配するXスポット・グローバルが持つ商標権に関係するものだ。原告は、自社が「フォビ」商標の独占権を有すると主張し、フォビ・グローバルを無許可利用で訴えている。

 この訴訟は、フォビ・グローバルが当初の買収契約に違反して商標権を侵害したことで引き起こされた。

 フォビは23年9月にHTXにリブランディングしている。

●裁判所がフォビに不利な判決

 同法廷は、被告の行動は原告の商標権侵害を構成すると認めた。

 この事件の背景として、Xスポットを含む元々の株主が「フォビ」商標の独占権を保持するという明示的な合意の下で、フォビ・グローバルの株式がアバウト・キャピタル・マネジメントに譲渡されていた。

 この株式譲渡及び資産引渡し契約では、買主が「フォビ」の商標とブランドを使用することが明示的に禁止されていた。

 フォビの創業者であるリー・リン氏が、許可無く「フォビ」商標の使用を再開し契約に違反したとして同取引所を訴えたことで、この訴訟は注目を集めた。この訴訟では、フォビ・グローバルの行為は買収契約に記載された条項に違反しているとされている。

 この訴訟では、リー・リン氏の兄弟が大量のフォビ・トークン(HT)を売却していたという告発の後で、商標の再利用に言及しており、リー・リン氏とトロンの創業者であるジャスティン・サン氏との緊張関係も浮き彫りとなっている。

 フォビは最近、マレーシア当局から違法な営業の疑いで国内での事業停止を命じられるなど、規制上の問題に直面しており、今回の判決によってフォビの法的課題は複雑さを増している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/hong-kong-court-rules-against-huobi-global-in-trademark-lawsuit.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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