SEC、インベスコ・ギャラクシーのイーサリアムETFの判断期限を延期
米SEC(証券取引委員会)は、インベスコとギャラクシーの現物イーサリアム(ETH)ETF(上場投資信託)申請の承認判断を延期した。新たな期限は24年に設定された。
SECの文書によると、判断期限は当初23年12月23日とされていたが、SECが申請を審査する時間を確保するために延期された。新たな期限は24年2月6日となった。
「SECは、規則変更案について取り組み、規則変更案とそれに関する課題を検討する時間を確保するために期間を延長することが適切であると判断した」とSECは述べた。
SECは、新たな判断期限日は「委員会がこの規則変更案を承認または不承認とする、あるいは不承認にするかどうかを決定する手続きを開始する」期日であると説明している。
●イーサリアムETF申請の動向
9月、インベスコとギャラクシー・デジタルは現物イーサリアムETFの申請書を提出。S-1登録届書によると、同ETFは別のカストディアンでイーサリアムを保有することで、「イーサリアムの現物価格のパフォーマンスを反映」するとのことだ。
14日現在、ブラックロック、アーク、フィデリティ、ヴァンエック、ハッシュデックスなどの大手金融機関がSECに現物イーサリアムETFを申請しており、いずれも最終決定待ちとなっている。
●SEC、主要ビットコインETF発行企業と面会
最新の提出書類によると、SECはブラックロック、グレイスケール、フランクリン、フィデリティなど主要なビットコイン(BTC)ETF発行企業と面会を行っている。ブルームバーグのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏によると、こうした面会はビットコインETFがまもなく承認されるとの期待を強めている。
SECはブラックロックの申請について1月中旬までに決定を下す見通しで、こうした議論は極めて重要だ。ブラックロックが新たなファンドの株式に現金購入も含めるなど、度重なる協議と戦略修正は規制当局の期待に沿うための協調努力を示している。
セイファート氏は、SECが競合他社間の公平な競争条件を確保するために、複数の申請を同時に承認する可能性を指摘している。SECの審査プロセスが続く中、暗号資産(仮想通貨)コミュニティは暗号資産の歴史において画期的な決定が下されることを待ち望んでいる。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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