ヴァンエックＣＥＯ、ＢＴＣが今後１２カ月で史上最高値を更新すると予想
グローバル投資運用会社ヴァンエックのヤン・ヴァン・エックＣＥＯ（最高経営責任者）は、ＣＮＢＣとのインタビューで、ビットコイン（ＢＴＣ）が２４年に史上最高値を更新すると予想した。
同氏はインタビューの中で、ビットコインと暗号資産（仮想通貨）の２４年見通しについて語り、ビットコインが今後１２カ月で史上最高値を更新するとの見方を示した。また、ヴァンエックが提出した最初のビットコインＥＴＦ（上場投資信託）申請と、現物ビットコインＥＴＦ承認の可能性についても議論を繰り広げた。
ヴァン・エック氏は金（ゴールド）とビットコインのパフォーマンスの類似性を指摘し、「両者の値動きは似ている。どちらも２１年にピークを迎え、２３年に入ってから上昇しているが、ビットコインのほうが明らかに金よりも上昇している」と述べた。
「ビットコインと金の背景にあるマクロは非常に強い。価値の保存は関心を生まない。だからウォーレン・バフェット氏のような投資家はそれらを全く好まない。しかし、それらは本当に金利に関連した値動きになる。そして、金利は方向的に言えば下に向かっている」と同氏は述べた。
●ヴァン・エック氏、ビットコインは上昇し続けると予想
同氏はビットコインが「大幅に上昇」し、現在は「足踏み状態」にあるのではないかと聞かれると、ビットコインは決してバブルではなく、成長し続けると主張した。
「（ビットコインが）バブルであることについて議論することはできるが、私が言うのはバブルではないということだ。１７年にバブルになったが、２１年には史上最高値を更新した。バブルであってそれ自体を上回るパフォーマンスを見せたものはない」
「今後１２カ月で史上最高値を更新すると予想している」と同氏は締めくくった。
●２４年のビットコインＥＴＦ申請
ヴァンエックは現物ビットコインＥＴＦを最初に申請した企業のひとつであるが、ヴァン・エック氏は、ＳＥＣが一度に１つの申請だけを承認するのではなく、複数の申請を同時に承認するとみている。
「イーサリアム（ＥＴＨ）先物の時もそうであったため、いつかすべて承認されることを大いに期待している。ＳＥＣは、暗号資産に関するすべてのことを保留にすると決定した。効率的に事務処理を行うためという理由だけで、誰かが不当に有利になる可能性がある。ＳＥＣは政策の観点から、『いや、誰もが同時に始められるようにしよう』と言うのだ」と同氏は述べた。
（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）
This story originally appeared on cryptonews.com.
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