アップル、インドでバイナンスなど海外の暗号資産交換所アプリを削除(再掲)

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 バイナンス、クラーケン、Mexc、クーコインを含む世界の暗号資産(仮想通貨)交換所数社の携帯アプリはインドのアップルストアから姿を消した。

 同交換所が同国で「違法に」運営しているという警告を与えられてから2週間以内に今回の動向があった。

 以前報道されたように、金融取引の調査を担うインド政府機関FIU(金融情報機関)はインドのマネーロンダリング防止規則に遵守していないと申し立て、暗号資産企業9社に更生通知書を出した。

・インドの世界交換所の取り締まり

 FIUは同国で暗号資産サービス9社すべてのウェブサイトをブロックするように通信IT省に促した。影響を受けた交換所はフォビ、Gate.io、ビットレックス、ビットフィネックスも含む。

 しかし、FIUが名指しした交換所ビットスタンプはインドのアプリストアで依然運用可能である。影響を受けた交換所のアプリはGoogle Playストアで利用可能で、ウェブサイトは同国で依然としてアクセス可能だ。アップルは本件に関する質問に即座の返答はしていない。

 インド政府は30%の所得税と各暗号資産取に対する1%の控除を含め、23年仮想通貨に税金を課した。報道によれば、多くのインド人トレーダーは税金逃れのために海外の暗号資産プラットフォームに移行し、ワジールXのようなインド拠点の交換所の取引高に著しい低下をもたらした。

 コインスイッチクーバー、コインDCX、ワジールXのようなインドの暗号資産交換所は厳しい本人確認認証を守っているが、世界のプラットフォーム数社は同様の対策を取っていない。法を順守していないサービスへのトレーダーの移行を受け、インドの交換所は政府にユーザーの分散型交換所への移行を含め、潜在的な影響を警告した。

 それに応じて、インド最大の暗号資産交換所コインDCXは海外交換所からインド拠点のプラットフォームに暗号資産を送金した顧客に報酬を提供すると発表した。同交換所はそのために100万ドルを確保している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/apple-store-removes-binance-and-other-global-exchanges-apps-in-india.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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