パトリック・マクヘンリー議員、選挙に先立ちステーブルコイン法案の進展を示唆

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 米下院金融サービス委員会のパトリック・マクヘンリー議長(共和党、ノースカロライナ州)は、選挙に先立ちステーブルコイン法案の見通しについて示唆した。

 マクヘンリー議員は20日にワシントンで開催されたコインベースのイベントで、最近の議会の混乱にもかかわらず、デジタル通貨の立法プロセスでは超党派的な取り組みと重要な土台作りが行われており、ステーブルコイン法案は下院での採決に向けて準備を進めていると述べた。

●ステーブルコイン法案、24年に進展か

 マクヘンリー議員は、デジタル資産業界の規制を明確化する法案が24年内に議会で成立することを「楽観視」しており、そのような法案が可決される可能性はここ数カ月で大幅に高まっていると主張した。

 「選挙前に何回か実際の政策を見る機会があると思う」と同議員は述べた。

 マクヘンリー議員は続けて、「11月に話し合ったことが今日になれば、物事が実現する確率は高くなっている。今はもっとチャンスがある。選挙のある年ではありえないことだ」と述べた。

 マクヘンリー議員は、下院共和党がケビン・マッカーシー前議長をマイク・ジョンソン現議長に交代させたことで、複数の暗号資産(仮想通貨)業界法案を進めようとしたマッカーシー議員の試みが中断されたと述べた。

 それでもマクヘンリー議員は、ジョンソン下院議長が論争の多い法案をうまく通過させようとしていると指摘した。

 「空港が見え、飛行機をどのように着陸させるかを考えている段階だと思う。ただ、いつ着陸するかわからない」と同議員は述べた。

 シンシア・ルミス上院議員(共和党、ワイオミング州)もこのイベントに参加し、24年に妥協案が可決される可能性が高いと楽観的な見方を示した。

 「ステーブルコイン法案を進めようという政権の意欲は、この法案を前進させるのに最も有利な要素となっている」とルミス議員は述べた。同議員によると、上院少数党院内総務のチャック・シューマー上院議員(民主党、ニューヨーク州)は、このような法案の検討に前向きな姿勢を示しているという。

●SECとの規制闘争でコインベース支持派集まる

 コインベースはSEC(証券取引委員会)との法廷闘争において支持を集めており、支持者らはSECに対して暗号資産業界により適切な規制アプローチを採用するよう呼びかけている。

 パラダイムやCCI(クリプト・カウンシル・フォー・イノベーション)などの有力団体は、裁判所にアミカスブリーフ(法廷助言意見)を提出した。これらの文書は、暗号資産業界の規制ガイドラインに関するコインベースの主張を強化するものとなる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/rep-patrick-mchenry-indicates-progress-on-stablecoin-legislation-before-election.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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