SWIFT、25ー26年にCBDCプラットフォームの立ち上げを計画(再掲)

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 SWIFT(国際銀行間通信協会)のイノベーション責任者ニック・ケリガン氏を引用したロイター通信の報道によれば、銀行、サービスプロバイダー、手形交換所、法人営業所、仲介業者が利用する世界のメッセージネットワークである同社は次の1、2年で中央銀行デジタル通貨(CBDC)と接続するための新しいプラットフォームをローンチする計画だ。

 世界中の中銀は独自のCBDCを研究し、デジタル通貨をローンチする競争は地政学的な要素がある。

 中国はデジタル人民元を準備中で、何年も同通貨の試験をしている。バハマ、ナイジェリア、ジャマイカはすでにCBDCを持っている。最近、スウェーデン国立銀行はCBDC、Eクローナの最終報告書を公表し、欧州中央銀行はデジタルユーロを開発している。

・新プラットフォームをローンチするためのSWIFTの試験と計画表

 「次の12から24カ月で製品化(商品としてローンチする)ための計画表を検討している」とケリガン氏はインタビューで同通信社に話した。「実験段階から現実段階に向かっている」とケリガン氏は付け加えた。

 ケリガン氏は6カ月かかり、国のデジタル通貨に協力している中銀、商業銀行、決済プラットフォームの38の加盟グループが参加したSWIFTの最新プラットフォームの試験について説明した。

 試験はすべての様々な国のCBDCが異なる基盤の技術の下で構築されていても利用できることを確認することに焦点を当て、これは決済システムが断片化するリスクを削減する。

 世界のCBDCのローンチが延期されれば、SWIFTが設定した時間枠は変わる可能性があるが、今のところ、世界の同決済企業は新プラットフォームを開発している。

・国際決済銀行のCBDC計画

 1月にBIS(国際決済銀行)はCBDCプロジェクトが24年に新たな段階に入ると発表した。BISの「Aurum」プロジェクトは「リテールCBDCにおける決済のプライバシー」を研究している。これはイノベーションハブの業務プログラムのもと開発された24年の最初の6つのプロジェクトのひとつだ、とBISは話した。

 また、BISはホールセール海外決済のための複数のCBDCの共通プラットフォームであるプロジェクトmBridgeに取り組んでいる。9月、BISとフランス、シンガポール、スイスの中銀はホールセールCBDCの海外決済の試験の成功を発表した。プロジェクト・マリアナは異なるネットワークでCBDCの摩擦のない送金を試験、実演した。

 (イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/swift-to-launch-cbdc-platform-in-2025-26-report.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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