OKXとポリゴン、「X Layer」のパブリックメインネット立ち上げで提携

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 暗号資産(仮想通貨)取引所OKXは、ポリゴンとの提携により「X Layer」のパブリックメインネットを正式に立ち上げた。

 OKXの発表によると、X Layerネットワークは、同社の5000万人のユーザーのためにイーサリアム(ETH)ベースのトランザクションをより速く、より安価にするよう設計されている。

●OKX、X Layerでクロスチェーン流動性を強化

 X Layerは、セキュリティにゼロ知識証明を活用しており、ポリゴンのCDK(ブロックチェーン開発キット)を使って開発された。X Layerはアグレイヤーを介してさまざまなチェーン間での共有状態と流動性を促進する。

 また、ゼロ知識証明を採用することで、コストを削減しながらトランザクションのスケーラビリティを確保している。さらに、EVM互換により、最小限の開発努力でイーサリアムベースのdApp(分散型アプリ)をシームレスに展開することができる。

 OKXの最高マーケティング責任者であるハイダー・ラフィーク氏は、「X Layerは、何百万人もの人々をオンチェーンに取り込むためのアプリケーションを開発している先見性のあるビルダーのために作られた」と説明。

 「私たちは、X LayerをはじめとするL2チェーンをWeb3世界における高速道路として、dAppをマーケットプレイスとして、セルフホストウォレットをそこへ行くための乗り物として考えている」と同氏は述べた。

●X Layerの革新的な開発者コミュニティ
 
 23年11月にベータ版が公開されて以来、X Layerは急速に普及し、テストネットの立ち上げから1週間で50を超えるWeb3 dAppsがデプロイされた。

 ザ・グラフ、カーブ、レイヤーゼロ、クイックスワップ、ギャラクシー、タイムスワップなどのアプリがX Layerに展開し、ネットワークの実用性とリーチを高めている。

 世界中のユーザーは現在、X Layerネットワークを利用して、資産移動、OKXを介した暗号資産の出入金、スワッピング・ステーキング・スマートコントラクトのやり取りを可能にする170以上のdAppへのアクセスを実行することができる。

 ポリゴンのマーク・ボイロンCEO(最高経営責任者)は、「X Layerは、真に統一されたWeb3を構築するという業界の野望における歴史的な一方である。X Layerのアグレイヤーへの接続は、アグレイヤー上のチェーン間で流動性とユーザーの断片化を解決し、すべてのチェーンが一緒に成長できるようにする」と述べた。

 同氏は続けて、「すでにX Layerの構築に着手している才能ある素晴らしい開発者たちは、このネットワークの可能性を証明するものである。業界の共通の目標を達成するためにOKXと協力し続けることを楽しみにしている」と述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/okx-and-polygon-collaborate-to-launch-x-layer-public-mainnet.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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