９日午前９時２０分現在の暗号資産（仮想通貨）は、ビットコイン（ＢＴＣ）が１ＢＴＣ＝９５１万円前後（過去２４時間比１．７％安）、イーサリアム（ＥＴＨ）が１ＥＴＨ＝４６万２０００円前後（同１．１％安）、ＸＲＰ（ＸＲＰ）が１ＸＲＰ＝８０円台半ば（同０．８％安）となっている。

　８日の主要な暗号資産は上値の重い展開となり、９日未明までジリ安で推移した。明け方に売り圧力が強まっており、ビットコインは約１週間ぶりに６万１０００ドルを割り込む場面がみられた。イーサリアムは８日夕方に一時３０００ドルを割り込み、いったん下げ渋ったものの９日明け方から再び軟調推移となり、朝方の時点では２９００ドル台で推移している。

　弱い米４月雇用統計などを受けていったん米利下げ開始時期が早まるとの期待が高まったものの、高官発言などで高い金利水準がしばらく維持されるとの見方が再び強まり、買いが一服しているようだ。また、イーサリアムの下げは、暗号資産運用会社のグレイスケール・インベストメンツが７日にイーサリアム先物ＥＴＦ（上場投資信託）の申請を撤回したことが一因との見方がある。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）